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時々、こういう出会いがあるので読むのをやめられない。心の隅っこに届く物語。

「昨日、じいじが亡くなってちょうど半年だったね」
こどもが夫に話しているのを聞きながら
私はある短いお話を読んでいました。

このタイミングで、このお話を読めたこと。
父の計らいではなかったのかな?


「自分が消えてしまえばよかった」
とまでは思いませんでしたが
私も彼女と同じ気持ちをもっていました。
一言でいうと

後悔

正直にいうと、
それに目を合わせないように
気付かないようにもしていました。

でもこのお話を読んで、
心に刺さっていた棘のようなものが
ポロリと抜け落ちたのを感じました。

父とサヨナラをした後、
親族や友人からたくさんの慰めの言葉をもらいました。
ありがたかったです。
でも、このお話以上に心が軽くはなりませんでした。
言葉をかけてもらうたびに
喉の奥がきゅうきゅうと痛んだのです。

言葉は直球ですが、物語はただそこにあるだけ。
私が勝手に彼女に自己投影して、癒されたわけですが
その距離感がなんとも心地よいのです。

このタイミングで、このお話を読めたこと。
父の計らいではなかったのかな?

素敵な物語に出会えてよかった。
これからも素敵な物語に出会えます様に。



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