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介護施設でパステルアートをする3つの方法

特養、グループホーム、小規模多機能、デイ、有料老人ホームまで。様々な施設でパステルアートをしてきました。介護スタッフでもない私がどうやって施設ですることになったのか? パステルアート講師だけでなく書道、お華、絵手紙などの講師の方で「施設で教室をしてみたい」方は参考にしてくださいね。

物語が大好きなパステルアート講師のゆうこです。
現在、遠方に住む老親の見守りと介護で度々帰省しながら
描いたり書いたりしています。
いつか自分の絵に物語をつけるのが夢です!
自己紹介はこちら


それでは私が施設に訪問するようになったきっかけを3つお伝えします。

①施設関係者(友人・知人)からの紹介をもらう

施設関係者であるママ友さんから「叔母の施設でレクできる人を探しているんだけど、パステルできない?」とお話があり、早々に施設長との打合せに出向いたのを覚えています。

②都道府県や市の生涯学習人材バンクに講師として登録しておく

パステル和アートの準インストラクター資格を取得した後、すぐに、私は県と市の生涯学習課や人材バンクに「パステルアート講師」として登録しました。無料で登録できます。年に一回更新が必要です。

すると、【レクができる人材を探している施設】が【人材バンク】に問い合わせをして、人材バンクから【私】へ連絡がはいります。人材バンクは橋渡しをするだけです。連絡がつけばあとは双方で話を進めていきます。まずは施設へ出向き、詳しい内容を聞いてからお引き受けしました。

③ブログやSNSで発信、自分から気になった施設に声をかける

当時、アメブロをしていました。そのブログを見た施設スタッフさんが、私に連絡をくれたこともあります。また、自分から知り合いの施設へ連絡をいれてWSをしたこともあります。

以上3パターン。
私が外部講師として施設へ訪問するきっかけでした。

報酬について

①レッスン代は無償でしたが、材料費を施設側が負担
②レッスン代も材料費も施設側が負担

最初の3年ほどは①で訪問しておりました。その後、講師の経験も重ねたことから②で訪問することに決めました。

どうして②にしたのか…
図案をいちから考え、型紙を人数分用意して、車で向かい、レッスンをして戻ってくる。図案も一般向けのものではなく、利用者用に考えなくてはならなかったので、とても時間がかかるものでした。皆さんのお役に立ちたいけれど無償ではできない、続かない!と正直思いました。この時間をパートに充てるかパステルにあてるか――考えた結果②というスタンスを取りました。

ボランティアといってもすべて無償ではないです。材料費や交通費を負担してくれるところも多いです。利用者さんの笑顔を糧にしながら、ご自身が長く続けるためにムリのないようにしてください。最後は、私のように仕事として、交渉するのもひとつかと思います。

最後に。

コロナ以前は、レクをしてくれる人材を募集している施設が多くありました。※現在、私は感染予防のため施設訪問はしておりません。

施設では日々、利用者さんのために様々なレクをしてくださっています。運動、書道、絵ハガキ、詩吟、カラオケ、ヨガ、華道……毎日毎日、レクを考え、準備をするのもとても大変なことだと思います。また、レクは担当制になっている場合も多く、人前に立つことや、工作系が苦手なスタッフさんもいました。それぞれ得意不得意があるのは当たり前ですね。

いまはこんな状況ですので、外部講師を募集するのは難しいんじゃないでしょうか? 介護スタッフさん向けに、YouTubeでやさしいパステルアートの動画を配信しております。
どうぞ施設でご活用ください。型紙は無料でDLできます。


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