息子の担任が盗撮⁈③PTA会長の逆鱗に触れ暴言を吐かれた父&私の話。
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担任の盗撮事件の話を子供にするべきか、
しないべきか…
このことについて議論が重ねられたが、全体集会で司会をしていたPTA会長は、
”子供には話さない派” だった。
こんな小さな田舎町のコミュニティでさえ、PTA会長という肩書きにひれ伏す人も多く、「会長さんが言うならそうしよう」と、たちまちそちらに賛成!と意見が流れていく。
自分の意思がどうであれ、
長い物には巻かれろ精神のお出ましだ!
そんな中、こぶしを振り上げてしまった私。
さすがにPTA会長も、公衆の面前では普通に対応してたけど…その後の反撃が凄かった。
私に「恥をかかされた」という猛烈な怒りを持ってしまったのだ。
全体集会の帰り、気持ちがもやもやしていた私は、実家に寄り父に事の成り行きを話して、
どう思うか聞いてみた。
すると父は、「この辺りの風習は人と違うことをすると”魔女狩り”みたいなことをして、隣の人と同じであることに満足しているから」と
言って私の気持ちを読み取ってくれた。
また「私ね、PTA会長を怒らせてしまった
かも」…と不安げに話したら
父は「そのPTA会長は、商工会で仕事仲間だし良く知ってるから、俺が話をして誤解を解いてやるから」と言って電話をかけ始めた。
陸の孤島という表現がぴったりな私の故郷の田舎町では、ほとんどの人が顔見知りなのだ。
父がPTA会長に「娘は、◯◯さんへ恥をかかせようと思う気持ちはなかった」と言い、私の真意を話していたら、会長が猛烈な勢いで父へ暴言を吐いてきた。父の方がかなり年上で商工会でも先輩であるのに、
「あんたの説教なんて聞きたいくない!
娘をちゃんと教育しとけ!」
などなど暴言の数々。
電話からもれる声は私にも聞こえてきた。
そして、父は一方的に電話を切られ呆然としていた。
どうして、冷静に話ができないんだろう。
今、起きていることより、
自分のプライドしか頭にないのだ。
そして、PTA会長は翌日、
更に驚くべき行動に出た。
私の実家は地元で調剤薬局のチェーン店を営んでいて、その一環として介護事業も行っていた。
そこで、PTA会長のお父さんがウチの介護ベッドをレンタル利用していたらしいのだが、
翌日、そのベッドを
「引き上げろ!」
「今すぐ持って帰れ!」
と怒り狂って電話してきたのだ。
呆れて口が塞がらない、とはこのことだ〜〜〜。
また、PTA会長の娘は私の息子と同じクラス。
当然、奥さんとは保護者会などで面識があり、その奥さんには取り巻きみたいな人達がいた。
私は、その奥さんや取り巻きの人達からにらまれ総スカン状態( ; ; )あちこちでヒソヒソと私の悪口が囁かれていて針のむしろだった。
いやぁ、
こうなると学校行くのが怖いし憂鬱だし、
この時の私はかなり追い詰められましたねぇ。
子供が登校拒否になる時の気持ちが分かるような気がした。
大人の集団イジメみたいなものだ💢
PTA会長と名の付く人に、反対意見を言っただけでこんなことになるんだもん。
これだから、皆んな自分の意見を押し殺して
言えなくなってしまうのだろう。
誰だってこんな目には遭いたくないもの。
本来は、自分と違う意見を受け入れて、丁寧に議論していくことで、様々な解決策が見えてきたり、互いに向上して行けると思うのだが、
違う意見を否定したり、攻撃したりする人が多い世の中だ。
この一方で、父が動き出してしまったことで事態はもっと大事になろうとしていた。
父は、ワンマンな所もあるが正義感が強くて
行動力があった。
「この問題は学校の対応が悪いからこじれた」と思ったらしく町の教育委員会まで話を持っていくと言い出したのだ。
父の気持ちは嬉しいが…(~_~;)
これ以上、
ことが大きくなることを懸念した私は、
ひとり考え、意を決して
いざ、校長室へ!!!
この時のことは今でも良く憶えている。
夜間だったため、息子を母に預けたのだが、
絶対に父にバレては困るので "友達と食事に行くから息子を見ていて欲しい"…と頼み
少々の心細さを抱えながら校長室へ向かったのであった。
続きは次の章にて。
【本日の締め】
肩書きに溺れることなかれ。
例え小さな肩書きだとしても
それは人を狂わすこともある!!
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