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息子の担任が盗撮⁈ ①「臭い物には蓋をしろ」の悪習をぶっ飛ばせ〜!

今日は、少し昔の記憶を遡って、息子が小4学生だった頃の衝撃的な話を書こうと思います。

息子が小学4年生の冬休みを終え、明日から新学期だという日にあの事件のことを知った。

そう、あの事件とは…
息子の担任の先生(男性)が盗撮事件を起こしたのだ。

この当時、私達家族は実家の熊本の超超田舎に住んでいて、この衝撃的なニュースは、地元のローカル新聞に掲載され、教え子であったクラスの保護者には個別に連絡が来た。

私は、その担任の先生がとても好きだったし、
息子はその先生が担任になってから、学校が楽しくなって毎日楽しそうに、先生のことを話していた。

だから、私はショックを受けたと言うより、残念な気持ちになったことを憶えている。
裏切られたという気持ちもなかった。

担任の先生は、翌日の新学期には学校に来ることはなく、それっきり顔を見ることは出来なくなった。

さてさて、そこで大揉めに揉めた保護者会。

先生が盗撮したことを子供達に言べきか…
言わざるべきか…。

ここに書くのはあくまで私の考えなので、
もちろん違う考え方もあると思うし、
違う考え方を否定する気もない。

そのことと、盗撮はいけない事ということを前提として、私は、

子供達には正直に伝えるべきだと言った。


こういうことは隠しても、どこからか漏れ聞こえてしまい、噂みたいな話しから子供達に変な風に伝わるより、ちゃんとした形で親から子供に真実を話すべきだと思った。

そして、何より、

先生だって一人の人間なんだ!

さらに、

人間は不完全で弱い!!


ということを教えることは、子供にとってのひとつの教育なのではないかと感じていた。

「臭いものには蓋をする」

特に田舎では、こういう閉鎖的な考えが蔓延ってはびこっている。

その蓋を開けようとする私のような人間は、

田舎ではたちまち鼻つまみ者となって、

吊し上げられて、
魔女狩りみたいになってしまう。

本当は、心の中では私と同じ意見であっても、声を挙げることができず、後から、こそこそと私に言ってくるのだ。

そんなんだったら

堂々と手を挙げてくれよ〜〜〜!!!
🙋‍♀️

と言いたかった。

そしてこの議論、保護者会では結論が出ず、
取り合えず各々の家庭で対処する事になった。

その後は、もうあちこちでその先生の悪口が始まっていて「気持ち悪い」「あんなことしといて、家族でどこどに遊びに行ってたってよ」
などなど様々な誹謗中傷が飛び交っていた。

ここからも私の持論だか、
人間には実にたくさんな面が存在していて、

えっ?この人嫌だな…って思ったとしても
別の一面に触れると、この人のこういうとこ好きだな〜と思ったりすること、
誰にだってあるんじゃないかな。

これが人間の不完全性だと思うし、
人間は非常に複雑な生き物だと思う。

でも、だからこそ私は、
人間って面白いし愛しい存在だと感じる。

この先生にも家族があって、遊びに連れて行かないとならない事情もあったのだろうし、その人がどんな気持ちで遊びに行っていたかなんて、心の内は誰にも分からないはずなのに。

何かしでかした人のことを悪くいうのは簡単だけど…

なぜ、そのようなことをするに至ったのかを考えてあげて、必要以上に悪く言わない、
こういうのを

慈悲じひの心

と言いうのかもしれないけど…

SNSを始めとして、批判が蔓延るはびこる世の中で、
大切なことだと思えて仕方ない。

私と息子は、今でも
「◯◯先生、今頃どうしてるかな〜。元気にしてるといいね〜」と話すことがある。

盗撮したこともちゃんと分かった上で、息子の中の「大好きな先生」という気持ちは、今でも変わっていないみたいだ。

盗撮などは、単なる性癖と言ってしまえばそれで終わりだけど、先生は、他の先生と違って、いい意味で先生らしくない先生だった。

だから、私はとても好きだったけど「他の先生達からなかなか理解されず辛いんです」と、言っていたのを聞いたことがあるので、心に悩みを持っていたのだろう。

あの当時、なんか悩みがあったのなら、
私に相談して欲しかった〜〜〜!!!なんて
バカなことを何度も考えた私。

先生の携帯番号を聞いて、何度も電話したけど出てもらえなかった。

今となっては、先生が幸せでいてくれること祈るのみ。

そして、私はこの先も慈悲の心を忘れずに生きていきたい。

◆このお話には、盗撮についてや、校長室に乗り込んだ話など、別バージョンがあるのだが、長くなるのでまた別の章にて。

【本日の締め】

先生だって人間なんだ!
人間は不完全なのだ!
臭いものには蓋をしないのだ〜笑!
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

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