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甘いものを食べると罪悪感が出てくるのは何故か?
◇無制限に甘いものを食べていた20代◇
私は30歳を過ぎるまで相当な甘党でした。
スイーツが好きなのは勿論のこと、甘いジュース、コーヒーなどにも必ず砂糖をたっぷり入れて飲むタイプでした。
でも、ある時に会社の先輩から
『最近なんか太った?』
と言われて以来、そう言えば最近身体が重いし、階段登るのがしんどくなった‥と自覚して以来、毎日飲んでいた清涼飲料水を止め、コーヒーもブラックで飲むようにし、まずは『砂糖』が添加されている飲料を摂らないようにしたのです。
私の場合、そもそも体質が太りやすいタイプではなかった為か、それだけで元の身体と体重に戻っていきました。
◇依存症と1つの共通点◇
スイーツなどの甘いものだけに限らず、小麦に含まれるグルテンや麻薬、パチンコなどのギャンブルにも強い中毒症状があるのは、今や広く知られていることです。
何故そのことをわかっていながらも止められないのかも、少し知識のある人であれば理解していることだとも思います。
これらに共通していることは全て脳内の快楽報酬系に入り、顕在意識で身体に害があるとわかっていても止められなくなります。
言い換えれば
依存症で止められないことがわかっているから、本能的に『罪悪感』が出てくるのです。
「毎日ご飯を食べている」ことは堂々と言えますが、
「毎日パンを食べいる」‥と言うことに何か抵抗感があるのはそのためです。
米には小麦のような依存物質が含まれていません。ただ『美味しい〜』と感じるだけです。
それと『依存による欲求』は似て非なるものなのです。
◇パンが止められなくなる仕組み◇
私のように砂糖断ちは『砂糖』が明らかに身体に良くないことが理解できるので、比較的止めるのは簡単だと思えます。
しかし、パンの原材料である小麦はなかなか止めるのが難しい食材です。
パンだけでなく、揚げ物やラーメン、お好み焼き(いわゆる粉もの)など、現代ではあらゆる料理に使われているからです。
小麦に含まれるグルテンは胃の中でペプシンやトリプシンといった消化酵素によってエクソルフィンという快楽物質を作り出します。このエクソルフィンとはモルヒネと同類の快楽物質となります。
それが小腸で吸収され、血液をとおして脳まで届き、大脳の前頭前野でドーパミンが分泌されることで多幸感を得られる仕組みになっています。
ここまでは良いのですが、快楽物質が途切れると、その反動で悲壮感や絶望感といったネガティブな感情が湧き出してくるのです。
これによって依存の回路が形成されていきます。
◇日本の食文化は米を中心に◇
日本では稲作の減反政策が行われてきていますが、その目的は海外からの米の輸入を維持するためです。
それぞれの国で食料自給は国防そのものであり、大切な食文化の維持にも繋がる最も重要な政策です。
私の住んでいる地域にも自然栽培で美味しいお米を作っている生産者がたくさんいらっしゃいます。
パンや麺類やお菓子に至るまで米で作れるし、その方が安全で身体に害もなくみんなが健康になっていきます。
◇本質を知ることが豊かさを取り戻すはじまり◇
身体の仕組みから社会構造まですべてが繋がっていて、それを知ることでどのように自分が行動していけば良いのかが見えてきます。
グルテンのことでも言えますが、身体は身体に良くないものを摂れば必ず『不調』という形で知らせてくれます。
それを無視して続けていけば『病気』という具体的な形になって現れます。
まずは自分の身体を見直すことで、今の社会の課題がはっきりと見えてくるのだと思えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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