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種まきから学んだこと

◇秋蒔きインゲンの種まき◇

毎年秋蒔きのハウスのインゲンは9月一週目に種まきするようにしています。

九州の気候では、露地栽培が8月後半、施設栽培は9月初旬までに蒔くのが理想的です。

今年は予定どおり9月5日〜6日にかけてやりました。

◇猛暑と干ばつ◇

ところが今年は9月に入ってからも、いつもに増しての猛暑続きで殆どの苗が焼けて壊滅に近い状態に‥

その光景をみて愕然としましたが、落ち込んでいる暇もないので慌てて種の蒔き直しをやるハメに‥

忘れもしない台風14号の前日の9月17日です。
もうこの時点で種まきの適正時期は過ぎていました。

そうはいっても台風による雨で発芽には絶好の機会です。
不幸中の幸いというか、芽出しはどうにかうまくいきました。

◇次なる刺客?!◇

しかしです‥
今度はカラスに発芽したばかりの新芽をごっそりやられるという展開に

さすがにここまでやられると全身の力が抜けていくような感じでした

今年は終わったなと‥‥

それでも放っておく気にもなれず、なによりカラスが憎たらしい(笑)

往生際が悪いと思いながらも、
防鳥ネットを張り3回目の追加の種まきをやったのが9月22日です。

もう育たないだろうなぁ。。
と、さすがに諦めモードで生育を観察していました。

◇自然の前では人は無力◇

あと自分にできることはハウスの開け閉めで作物がなるべく余計なストレスを受けないようするくらいです。

そして今は写真の感じでなんとか葉も茂り最低限の収穫はできそうなくらいまで育ってくれました。

また、いつもは通路のこぼれ種のエン麦は管理機をかけて一掃していましたが、今年はそのままにしてあります。

通路に植物を生やすことで、土中の水分保持や生態系に良い影響があるのでは?という試みです。

通路のエン麦とマルチとの組み合わせは実際に観察してみて良い感じがします。

ここまではハプニング続きでしたけど、どうにか良いカタチで完結できればと願っています。

結局のところ、人が自然の中で出来ることは

◉種を蒔くこと
◉作物を観察すること


だけですね。

あとは経験則によって

◉いつ種を蒔くのが良いのか?
◉作物にとって心地よい環境は何か?


を感じ取り次に活かしていくしかありませんね。

今季は大きなハプニングがあった分、大きな経験を得ることができました。

この経験を来季にはきっと良いカタチで活かせると思えます。

自然って偉大ですよね。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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