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暗い淵

私は意気揚々と歩いていた。

誰もがこぞって行きたがる、
広々とした美しい舗装道路を、
大勢の人々と共に笑顔で行進していた。

ある時ふと、

道のはるか先に、
ゆらゆらと暗い淵が見え隠れしているのに
気が付いて立ち止まった。

あれは何?

大声を出したが、
不思議なことに、
他の誰にも見えないらしかった。

イマジネーションは異世界からの相互通信です。力強いサポートに感謝します。