#9 (家を片付ける) それはどんどんと降り積もる

少しお久しぶりになりました
お片付けのお手伝いをしています
マゼルお片付けアドバイスサービスのしおじまあいこです

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降り積もるそれは
そう

思い出」

私たちは思い出の上に立っている
と言ってもいいくらい
思い出を大切にしています

振り返るともう二度と手に入らないように見えるし
その時を思い出すツールにも見える

その歳のお誕生日は一度しかない
学生時代には戻れない
結婚式のあれ
初めて行ったあそこ

商品価値や利用価値では判断できない
「感情的な価値」がまるで私たちに〝手放してはいけない〟と
語りかけてくるように思えたりする

見渡せば
この世に2つとない気がするモノばかり

でも
「懐かしい」
を何個も何個も取っておく必要って
本当にあるのかな


「懐かしい」の中には
本当は
忘れてしまった方がいいこと
もくっついていたりする
と私は思うのです


おもいでのお片付けに必要なのは
「思い出」という色眼鏡ではありません
おもいでのお片付けに必要なのは
思い出であったとしても
「今の自分に必要なモノなのか」
という色眼鏡

旅先のレストランでもらってきたコースターは本当に私の心の支えになっているのかな

結婚式の全てを取っておこうと一生懸命になりすぎていないかな

思い出を懐かしむ私たちのその目の前には

言葉にできないくらい美しく散る桜や
成長真っ盛りの子ども
白髪が増えたけれど何年も一緒の相方がいる

思い出を手にして見返している間も
時間は流れています


あなたの眼差しは今どこを見ていますか


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