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ブツ撮り解説① | 初心者向け。クッキーを自然光のようなライティングで

こんにちは、写真を撮ってるななはな ( @nanahana_k ) です。

Twitterで活動しており、主にブツ撮りを中心撮影しています。私の自己紹介と作例は以下の記事をご覧ください。

今回は以下の写真の解説です。どんなイメージで、どんな機材・セッティングで、どんなことに気を付けて撮ったかを解説します。最後まで読んでもらえると嬉しいです。

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1. 被写体とイメージ

今回の被写体はクッキーです。コンビニにでも売っている一口サイズのものになります。昼下がりの小腹がすく時間にコーヒーかミルクと一緒に食べたくなります。窓際でのおやつの時間をイメージして撮りたいと思います。

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2. 機材&セッティング

使用する機材は以下です。

カメラ: α6400
レンズ: SIGMA 70mm Macro
ストロボ: Godox V860-II
コマンダー: Godox X2-TS
そのほか: ライトスタンド折り畳みディフーザ

セッティングは以下の画像のようにします。部屋の散らかりようは気にしてはいけません。被写体も小さく機材もコンパクトなものを選択したので、部屋が散らかっていても最小限のスペースが確保できれば撮影はできます。今回はディフーザーを挟んで、被写体に対して半逆光で発行させます。ディフューザー全体が光源となり、レースカーテン越しに自然光が差し込んでくるような光となります。

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3. 撮影

撮って出しは以下のようになります。半逆光でライティングしたことで被写体の右半分にシャドウができ、光が差し込んできているようなイメージになります。被写体が小さいとは言えそこそこ寄って撮るので、F5.6でもクッキーの奥側が少しボケています。また撮影中に被写体を動かして出たくずが落ちています。

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SS 1/160, F5.6, ISO 100, ストロボのパワー1/16

レフでシャドウを起こすと以下のようにまた違った印象になります。コントラストが低くより柔らかな印象です。

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SS 1/160, F5.6, ISO 100, ストロボのパワー1/16

今回は窓際のイメージなので前者を採用します。私は個人的に前者のような柔らかくも影のあるようなものが好きなのも理由です。レタッチは以下のようにしました。クッキーのくずとセンサーゴミを除去し、私が作成したプリセットを当てています。

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4. まとめ

いかがでしたでしょうか?部屋にいい自然光が入らずあきらめている方はぜひ真似してみてください。1灯で済むので、このように柔らかい光で自然光ぽくお菓子を撮影するのはライティング初心者にもおススメです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。お仕事のご依頼いただけるとうれしいです。ご連絡はTwitterのDMまで。

Twitter: @nanahana_k

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