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なぜ我が家では、冬のはじまりといえば鍋なのか

【書く習慣】冬のはじまり

我が家では、冬のはじまりといえば鍋だ。

鍋はいい。温まるし、普段不足しがちな野菜もいっぱい取れる。娘も鍋は大好きだ。しかし私にとって、そんな理由は二の次だ。では、一番の理由は何か。そう、楽だからだ。

もちろん栄養を、ないがしろにするつもりはない。大切だと思う。また栄養満点でも、娘が食べてくれなければ、意味がない。ただそれを上回るほど、楽であるということは、重要なのだ。

うちは共働きなので、食事の準備はどちらかできる方がするのだが、二人そろって「楽」信者である。楽は正義だ。いやどこぞの三代目にように、泥棒だけど人気者みたいな、多少悪かろうが、足りなかろうが、楽が優先されて何が悪いと思っている。

なんといっても、いちいち悩む必要がない。冷蔵庫にある肉やら野菜やらを、適当に切って入れるだけだ。

鍋つゆも作らない。私が作るより、プロが作った美味しい鍋つゆが、この時期スーパーの棚に、所狭しと並べられているではないか。寄せ鍋、キムチ鍋、カレー鍋、豆乳鍋などなど。悩むのなんて、せいぜい買う時ぐらいだ。なんて素晴らしい鍋ライフ!

ただ一点、忘れてはならないのが、我が家では麺が必須であるということ。普通麺はシメの一品だと思うが、我が家では、最初から投入されている。そんなことしたら、麺が伸びるじゃんと思われるかもしれないが、我が家ではお構いなしである。逆に娘曰く、麺のない鍋はいらない、らしい。

それなら最初からラーメンでいいのでは?という、ごもっともなご意見もあろうかと思いますが、却下します。我が家では、これが鍋です。鍋なんです。

先週、今年初めて夕食を鍋にしたら、娘が「ついに冬がきたか」といって笑っていた。

我が家では、冬のはじまりは、鍋なのだ。

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