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謎のストレス値激高だから、私、人魚姫になる


そろそろ前回からの続きぶんの『題名は物語』記事を書こう。
題名を見ながらそんな事を思う。



ネトフリをとうとうスマホに入れて(U-NEXTだけだった)映画『バブル』を見たのは5/19だったらしい。

バブル自体は2023年の映画だ。

以下

『バブル』ネタバレにもなるかもなので、ネタバレ見たくない人はまわれ右してスマホ及びパソコン画面を遠ざけお布団へダイブ。

バブルを見終わったあとに思い出したらまた来てね。




バブルは謎の泡に包まれた東京が舞台だった。
そこで起きる大きいけど小さい事件の話と私は思う。

いや、あれは現代版『人魚姫』

主人公は崩壊している東京でパルクールをしてる男の子。そういう世界観で、とにかく動きが綺麗で映像的にも好き。


人魚姫的な位置に来るのは、謎に東京に降り注いだ泡の1つ。

主人公を助けるために人のカタチをとる。

その人のカタチの泡は『ウタ』って名付けられて
助けた男の子達のチームに混じってパルクールをしたり、そこにいる研究員の女性に絵本を読んでもらったりする。

読んでもらっていたのは人魚姫。

ウタはそんなつもりがなかったろうけれど、そもそも人魚姫の物語だって人のカタチをとって初めて触れた世界だったけれど、
まるでなぞるように声に出して読み始める。

泡達は宇宙から来た。

人間の思う恋愛なんて感情は宇宙には多分なくて、知りたくて、触れたくて、解りたくて、近くなって、違うんだって気がついて、それでも愛おしくて、だから

恋愛じゃなくて

泡に戻るとを選んだんだなって。

恋の知りかけ。
輪郭にそっと触れただけで
理の違いに弾かれていく。


その感覚を 私は 感覚で味わう。

ウタはもう少し可愛い人魚姫だと思うけれど
私は私なりの人魚姫とそのお姉様たちになる。


謎にストレス値激高だなって思ってたから
何時もの恋愛心はない私を置いて。

ただ、触れたくて手を伸ばす、その言葉を形に出来ない、炭酸水みたいな中を泳いで。


知りたくて、触れたくて、解りたくて、
でも名前は知らないその感覚に
包まれていく。


ウタは人のカタチをとったけれど
人外だから
私、同調率が高かったんだなぁと思う。


そうやって、ストレス値を下げていく。
人間の事から遠ざかる。
同時に人間の事を愛おしく思う。


人魚姫は 選ばなくてはならなかったの。
海の世界か 陸の世界か。
2つは1つにならない。
朝と夜が交わらないように
隣にある。
そういう世界の隔たりの中で
一瞬触れた輪郭の一歩向こう側を抱きしめる。
たったそれだけで。

感覚すべてを言葉に載せることは出来ない。
これ謎ストレス解消文書でもあるし。


でも、はんぶん宇宙に戻って、星のほんの一欠片を抱きしめて、わかることもあるんだよ。


私には あるんだよ。

ただそれだけの話。

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