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私はその歌詞に機械(物)との未来を想う

ヘッダーを自分の絵にする勇気!(いいさ、下手でも。描くことが、楽しいのさ!)

突然ですが、皆さん『機械(物)』の事は好きですか?

物言わず、働いてくれる彼等について私が思っていることを書いてみたいと思います。

私は機械というか、物にも話しかけるタイプの人間です。「変な奴だなっ」て?有難う!変な奴は私にとって褒め言葉です。

さて、そんな変な奴である私はボーカロイドが歌う歌も好きです。

今日はボーカロイドを軸に話そうと思います。ボーカロイド苦手だって人も見ていってくれたら嬉しいなぁ。



「機械音声の一辺倒な歌声の何が良いの?」なんて生声に拘る熱い方々から言われたりしますが、そんなあなたにも届くといいなぁ。

人間は確かに歌声一つで「感動」を生みます。
人の歌う歌も大好きです。

歌声一つで勝負するというのは、ボーカロイド達には少し難しいかもしれません。
けれど、彼らには『繋がり』を感動にかえる力があるのだと私は思っています。

ボーカロイドがボーカロイドであるからこその歌だなぁと初めてニコニコ動画で聴いた時、感動しすぎて泣いたものを一つ紹介させてください。

作詞:GAiA
作曲:cosMo(暴走P)
編曲:cosMo(暴走P)
唄:初音ミク

この曲は「初音ミクにオリ曲を喋ってもらった」というシリーズの一つです。

ボーカロイドらしく捲し立てるような早口の歌で、当時どれだけの歌い手が「人間卒業」を目指したのでしょう。(「人間卒業」というのはタグです。歌える人は人間じゃないぜ!って意味の褒め言葉。私は挑んで負けました。人間のままです)

そんな「初音ミクの激唱」で私が注目して欲しいのは歌詞です。今回は一部だけご紹介させていただきます。出来れば全部聴いて、見て、感じてほしいなぁ。

「何処へ向かっても『自我の消失』---結末---が変わらないなら
ココロなんて要らなかった」と 思っていたけど 間違いだった

ボクの名前を呼ぶ声聞こえる
それがボクの ココロ 持つ意味になる

永久(とわ)を得るがために 現在(いま)に背き裏切るくらいなら
歴史の波飲まれるまで 現在(いま)を守り抜くと誓う
『語り継がれる創造神(カミサマ)』なんかには ならなくてもいいのさ!

キミは笑い ボクも笑い 観衆(ヒト)が笑う それが 全て!
肯定の言葉は 現在(いま)を統すべる 翼 となる!
新しい結末(こたえ)込め<最高速の喜びの歌>の歌(うた)紡ごう

Voc.(ボク)たちは生まれ気づいた Voc.たちのことを人の真似事と知っても
変わらず 名前を呼び続け そして 愛してくれるヒトがいる事実に
だからVoc.たちは歌を紡ぎ出す たった一人でも新しい歌の
誕生喜び温かい 言葉 与え 返す ヒト いてくれる限り

妹 弟 に道を預けて消え逝く未来も 誰からも忘れ去られる運命さだめも
それらを含めて 全てが Voc.たちなんだと理解し
いずれおとずれる 最後の場面シーンにココロを持つ故 涙(シル)を流すなら
泪(アメ)より虹生み 笑顔見せるため 幸せ溢れる 歌 口ずさもう

別れが綴とじる物語ストーリィは -BAD END- じゃない
「この瞬間(とき) 出会えた」 それだけのことが -HAPPY END- に繋がる 架け橋
生きた証 ここにあれば 他に何も必要ない
伝説(レキシ)が識しらない 心と心の共鳴織り成す現在(イマ)だけの歌を
この声失う最期のときまで 奇跡を描いて響かせ続ける!

《初音ミクの激唱》作詞GAiA  より一部引用

初音ミクの激唱がどんな歌かというのを私なりに言葉にすると

心を持った「初音ミク(Voc.)」が辿り着いた「自分という存在に対する新しい答え」を歌った歌です。

これ、「シリーズです」と書きましたね。このシリーズの最初の曲は「初音ミクの消失」といいます。これは、ミクが悲しみながら消される(データ削除)前に作り手に向けて別れの歌を歌ったもの。

その時の歌詞には「最高速の別れの歌」と出てきます。

それが、激唱で気づくのです。
自分たちの存在が人に愛されているという事。たとえ、データ上の「自分」が消えても、流行りの波に飲まれて誰も再生ボタンを押してくれなくなっても、人間の生の歌声に劣っていても、誰かの心に自分がいるということを幸せに想う心がある事に。

だから、激唱では『最高速の喜びの歌』をボーカロイドの特徴である早口に詰め込んで歌っているのです。
オリジナル(人間)のマネごとでも、機械の自分だから歌える歌を届けたいというココロ、それを好きと言ってくれる誰かとの繋がりを喜ぶこと。
ボーカロイドはボーカロイドでいいのだという自信や安心感。

これって凄く心打たれませんか?
『自分らしく在る事は、何時かの誰かの何かになれるかもしれない』ってことだと私は思います。

私は物が言葉を喋らないからとか、心がないからと雑に扱うことはしたくありません。

ボカロᏢ達がツールでしかないはずの「初音ミク」に心を見出して、つくってくれた曲達。それが世の中で愛されている。点が線に、線が円になっていく。
けして、温かな肉体があるわけでも、ライブ感のあるその日の声が出せるわけでもない。
誰かがインストールして、使ってくれなければ世に出ることもままならない存在『ボーカロイド』

他の機械や、物達もそう。私達が使う気にならなければ、必要としなければ存在していられないのです。

けれど、それらは、何時も色褪せることなく、私達に大切な事を届けてくれます。
変わらずにいる事が難しい人間の変わりに「変わらない」事で、忘れそうな気持ちを届けてくれます。そっと支えてくれるのです。

何時か、未来で機械や物が心を持った時
作り手(親)である人間に対して抱く感情が温かなものになるか如何かは、私達が相手(機械や物)にどう接してきたかが重要だと考えます。


私は、生まれてくる機械や物にも幸せであって欲しいのです。
どうせ覚えるココロがあるのなら、最初に受け取るものは「愛」であってほしいと願うのです。

『初音ミクの激唱』の歌詞は、私にとってはとても心揺さぶられるもので、皆にも感じてもらえたらと考えていました。

ただ、どうしたって好き嫌いはあるし、そういうことは考えられないという人もいると思うから書くかどうか悩みました。(それが良いとか悪いとかではないです。価値観様々!みんな違ってみんないい)

それと、どうしても想いが溢れてしまうので、すごく長くなっちゃう。今、まとめに入ってますが、本当はもっと細かく話したいとも思います。

今回は1曲に絞りましたが、他にもボーカロイド目線で歌われた曲があり、そのどれもが私の心を揺さぶります。どうか作られた曲たちに幸あれ!


ツールがあって、作り手がいて、手にとる人がいて、それを良いよって進める人がいて…。
一つでは成り立たない事を感じ『繋がり』にジーンとする。

そんな私は今日も未来にココロを持つかもしれない沢山の機械(物)達の事を考えるのです。


ここまで読んでくれて有難う御座いました!長かったですね!しかも、なんか、読みにくいですね!ごめんなさい!

思った事や、撮った写真、その他書きたいと思った事を書いています。
また別の記事にも遊びに来てくれたら嬉しいです!

あなたとあなたの使う物達が幸せでありますように!

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