違和感のしょうたい

いつも知りたい
違和感の正体

いつも呼ばれる
違和感の招待



ずっと前にあった事。

「綺麗な人だよね〜」
「ほんと美人だよね!」

他の人の言葉が本心だって伝わる。
上司の奥さんを表す言葉。

冷や汗が出る。

「そうだね〜」

私の嘘の言葉。
でも、誰が気がつくわけもない。

見た目の話を私の心の中だけしてないだけ。
他人が言っているのは入れ物の話だってわかってる。
それでも感じ取る違和感。


『あんな怖い人の何処が美人なのだろう?』
『人を寄せ付けない人だ』
『美人?綺麗な人?確かに整ってはいるけれど…』

そんな事は些細な事で
関わらなければ済む話。


違和感に手招きされて
『ねぇ?どう思う?』
って。
けれどこの違和感。
声には出来ない。

それを知ってて
やってきて
楽しそうにしている。

『私の精神の問題かも』
『無意識下による何かかも』
『他人とは別でいたい星座のせいかも』
『ほら、自分はおかしくないって言い聞かせてるだけかもしれない』
『だって、嘘の言葉じゃないこと(他人の存在)がいっぱいなんだもん』

私はそうやって軌道を修正しようとする。
それは人間社会でやっていく為の。

大人数が集えば集うほど
おかしな渦が生まれていって

抗いようのない
違和感に
囁かれる



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