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1場面物語

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これは私が描く一場面の物語
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過去の短い1場面物語「途中」。

過去の短い1場面物語「途中」。

それは楽園と呼ぶには小さく、しかし確かに楽園と呼びたくなるような清々しい空気を纏っていた。

 青々と茂る草木が優しく足を捉えてくる。靴は何時から乾いていないだろう。グチャグチャと不快な音を立てている。色とりどりの花がこれでもかと咲き誇り、目がチカチカとする。
鳥のさえずりも絶えず聴こえてくる。それも、鳥達の愛の歌で溺れそうなほどだ。 
美しいはずのそれ等は過剰で、僕の歩く足を止めようと必死だった

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