フォローしませんか?
シェア
koedananafusi
2021年12月20日 20:45
これは、思いつきのまま語られる何処かのお話。あれは、そう、だいぶ前。私達は宇宙の透ける空の下を柔らかな草を踏みながら歩いた。同じ形の仲間は一人もいなかったけれど、皆で仲良く過ごしていた。『きっとこの星も、もう終わるよ』と、仲間の一人が伝えてくる。『そうだね』私は静かに同意して、空を見上げた。次々にやってくる星の欠片。赤々と尾を引く流星群。柔らかな草の海の冷たさとは真逆