《社会問題》とは

個人的になるほどな~と腑におちた言葉の定義を
お伝えする、ことばメモ。

第1回目の今日取り上げるのは、《社会問題》です。

社会問題とは、「その人にとっての生きづらさ」。

こう教えてくれたのは、とあるイベントで知り合って、現在は地方議員をされている(!)男性です。

※以下、個人的解釈です。

ある人にとっては大きな問題であっても、別の人にとってはさほど問題ではないことって、たくさんありますよね。ニュースで取り上げられるような大きな問題だって、痛くも痒くもない人にとっては他人事です。それは何故かというと、やはりこの言葉の示すところなんじゃないかと思うのです。

また、わたしたちは、ある1つの社会問題を解決しようとしたとき、まっ先に困っている人たちを救おうとします。しかし、その働きかけによって、それまで困っていなかった他の立場の人に不便を強いる結果となってしまうことも往々にしてあります。

こういうことがどうして起きるのか。
社会問題とはつまるところ、ある個人の生きづらさを社会側が解決しないといけないという状況だからだと思うのです。個人の責任にしないで、システムなり制度なり変えて、取り組まないといけないよー!という警告だと思うのです。

逆にいうと、社会問題のうしろ側には、確実に生身の人間がいるということ。生身の人間が、生きづらさを抱えて困っているということなんですよね。そしてその生きづらさは、もう個人の力ではどうすることもできない、社会側が解決すべき問題だということなんですね。

そう思うと、デイリーのニュースの見方も変わってきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?