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【体験談】漫画家デビューできる人は〇〇している人

こんにちは。非売れっ子漫画家、能登ひなみです。
今回はズバリ「漫画家デビューできる人」について書いていこうと思います!

漫画を描いている皆さん、デビューしたいですか?ちなみにここで言うデビューとは何らかの媒体に作品が載って原稿料やロイヤリティが発生した状態を指します。つまり自分の作品が世に必要とされ認められた第一歩というわけです。これは嬉しいですよね。

最近は漫画新人賞以外にもWEBスカウトや編集者マッチングサービスでデビューを狙える機会が増えました。電子漫画の普及によりプロ作家へのハードルは下がったように思います。また、同人誌やpixivやnoteなど、企業を介さずに作品を販売できるようになったのも大きいです。漫画でお金を稼ぐということが比較的容易になったのです。

出版不況とはいえ、プロデビュー自体は決して難しいことではありません。しかし

一方では自分の作品がなかなか認められない…と悩んでいる人も多いでしょう。特に商業誌でデビューしたいけどなかなか結果が出ずに気づけば数年が経っていた、なんて例は身近に数多くありますし、私自身も一時は漫画を諦め、描くことから離れていました。

プロデビューできる人とできない人、その違いはどこにあるの?

いきなり結論言っちゃいます。プロデビューできる人とは、

漫画を描いている人です。

………….は?

と思ったデビューしたいあなた。漫画、描いてますか?

一年に何作描いてますか?

というのも漫画家になりたい人の9割が実は一作も描きあげたことがありません。

残り1割の漫画を描きあげた人も、1、2作描いて結果が出ないと諦めてしまいます。

努力が実って新人賞に入賞し担当さんがついた人も、担当さんからのダメ出しに辟易してペンを置いてしまったり、このタイミングでアシスタントを始めたりするとそれだけで何となく漫画やってる気分になり自身の作品は描かなくなってしまいます。(これは数年前の私です)

というのも、漫画とは別に描かなきゃ生きていけない物ではありません。他に楽しいことはいくらでもあります。若い人だと遊びに仕事に恋愛に忙しかったりもするでしょう。それはむしろ真っ当なことです。漫画より優先するべきです。

ただ、プロデビューする人というのはそんな忙しい合間を縫って作品を描いています。作品を描くのが楽しいと思っています。そんな人にチャンスは訪れます。

よく考えてみれば単なる確率の問題なのですが、一球だけ打ってホームランを狙うのと、とにかくたくさんバシバシ打ってホームランを出すのと、どちらが実現しやすいでしょう。

もちろん漫画を描くと言うのは辛いです。スランプに陥ることもあるし、描きたいものが何だったのかわからなくなってしまうこともあります。迷路をひたすらぐるぐる回るしかない時期だってあります。

ただ、最近なんだかうまく行かないなと感じたら自分自身に聞いてみて下さい。

自分の漫画描いてますか?
一年に何作描けてますか?

もし肝心な自分の漫画を描けていないなら、今後について見直す時期なのかもしれません。

漫画について知りたいこと、書いて欲しいことがございましたらコメント欄までどうぞ!
能登でした。

記事を読んで下さっただけでも感謝しております。投げ銭を投げられるときっと面白い声を出します