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野草とくらし 6 お茶室に咲くシナマンサクが薬草だった話

2021年になって初めて、庭の手入れをしに、昨日お茶室に行ってきました。
作業をしながらふと上を見上げると、突如明るい黄色が目に飛び込んできました。

マンサクの花です。

大寒の前日、防寒対策をバッチリしていても、日陰での作業はちょっと遠慮したい、そんな午前中でしたが、ひだまりの中、枝いっぱいについた黄色の花はほっこり暖かで、春がやってくる嬉しさを身体中で表現しているかのようです。

庭の植栽マップで確認すると、ただのマンサクではなく「シナマンサク」と書かれていました。中国原産の園芸品種で、日本のマンサクよりも更に早い早春に開花するのだそうです。

近くでよく眺めると、前年の枯れ葉が枝に沢山残っていて、それと一緒に花をつけているのですよね。随分気の早い・・・、そんな風に思いましたが、それがシナマンサクの特徴とのことです。

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斜面に登って裏からシナマンサクを眺めると枯れ葉が沢山付いているのがよく見えます。

ネットでマンサクについて調べていると、養命酒のサイトが出てきました。

薬効があるのですね。
イー薬草 ドットコムによれば、有効成分としてタンニンとハマメリタンニンが含まれるとのこと。

葉には収斂作用があって、乾燥葉を煮出した煎じ液にグリセリンを加えて化粧水にすると肌を引き締めるほか、止血、下痢、痔にも効果があるそうです。

シナマンサクはどうなのかな?!と疑問に思いましたが、マンサクと同様の効果がみられるようですよ。












野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。