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野草食日記 195 ヤブニンジンのオムレツ

この前、山で初めてヤブニンジンを摘みました。


その夜、サラダにしようと一枚葉をかじってみましたが、残念なことに表面が毛羽立っているため食感があまり良くないのです。
それをカバーするために、シャキシャキした他の野菜、ルッコラ、春菊、玉ねぎなどを混ぜてみました。
すると、食感はカバーできたものの、香りが繊細な分、他のに負けちゃって存在感がない。
完全にカサ増し部隊となってしまいました。

そこで、オムレツに期待をかけることにしました。
みじんに切って卵とチーズを混ぜてフライパンで焼きます。
香りを生かしたいので、ガーリックオイルは使いません。
焦げた香りに負けるといけないので、焼き目もつけずに仕上げました。

ここまで気を使ったけれど、ヤブニンジンのオムレツは淡い淡〜い香りでした。
チーズも混ぜないほうがよかったかな?!
サラダに比べるとオムレツの方がヤブニンジンの個性を味わえると思います。


ヤブニンジンの葉は毒草のムラサキケマンやセリバヒエンソウに形が似ているので、慣れない方は必ずよく知っている人と一緒に採取することをお勧めします。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。