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野草食日記 169 リベンジ・椿のちらし寿司 前編

先日、家にあるものを活用しながら椿のちらし寿司を作ったところ、味わい、歯応え共に漫然とした仕上がりになってしまいました。
このメニューは、2月に行われる山菜研究会で皆さんに食べていただく予定です。
このままではマズイ。
そこで、前回の反省点を踏まえつつ、材料を吟味、新規購入して再チャレンジすることになりました。

まずは市場調査。
近場でどんな食材を調達できるのか見て回ります。
大船は高級スーパーから、一般スーパー、手頃感のある市場まで、あらゆるタイプの店舗がそれぞれ歩ける範囲内にあるので、比較検討ができるところがとても便利。

あちこち見て回り、頭が混乱してしまったので、一旦見てきた情報を整理するためカフェに入り、購入品を決めることにしました。 

大船の商店街の端のほうにある、モリバコーヒーというチェーン店がこの前から気になっていて、良い機会だからと入ってみました。そうしたら注文した紅茶が思いがけず美味しかった!
メニュー表には、ホットとアイスで茶葉を変えているようだったので、こだわりがあるのかな?!とふと思ってはいたのですが、納得です。
大抵チェーン店の紅茶は香りがあまりないことが多いと感じています。
価格も280円とお手頃だし、今度から大船で美味しい紅茶が飲みたくなったらここに来ようと思いました。
後でネットで調べたら、モリバのコーヒーはすべてフェアトレードとのこと。
こちらも気になります。

話を元に戻しましょう。

大船に来る前に、家で生姜の梅酢漬けを作ってきました。
椿の花の色と被らないように、赤梅酢ではなく白梅酢を使用。
白梅酢に漬けると生姜は淡いサーモンピンクに発色します。

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その色に合わせて、同系色のスモークサーモンとボイル海老を選びました。
前回の失敗の大きな原因のひとつが、食感の柔らかいものばかりだったことでしたので、柔らかジューシーなサーモンとプリッとした海老の2種類に決定。
サーモンは厚切りのものを。
これは椿の花びらが薄いため、サーモンも薄切りだと立体感を出しづらいからです。海老のくるんと丸まった形は見た目の変化と楽しさを演出してくれます。

ご飯に混ぜ込む具は手軽に、全て薄く刻んだものを一緒に煮ることにしました。
八百屋で足りない材料を補充し、準備は調いました。

後編へ続く。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。