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野草食日記 170 リベンジ・椿のちらし寿司 後編

前編は上のリンクからご覧下さい。*****************************************************************

ご飯に混ぜ込む具は、前回は椎茸の含め煮と酢ばすでした。
材料を個別に仕込むのはひとり作業の場合は手間がかかるため、全て薄く切ったものを一緒に煮る方法に変えました。
今回は蓮根、干し椎茸、人参、油揚げの4品です。
炊いたご飯に混ぜ込んですぐに寿司飯になるように、具を煮た後、仕上げに酢を染み込ませました。
これでちらし寿司の素は完成。
セリの茎はご飯に混ぜ込むので選り分けてみじんに切っておきます。

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山菜研究会前日、準備した材料を家から由比ヶ浜まで運ぶことを考え、載せる具にはお刺身など生ものを使うのは避け、海鮮はボイルえびとスモークサーモンに。
その他は錦糸卵、生姜の梅酢漬け、椿の花の甘酢漬け、セリの葉です。

ご飯は2合炊き。
ちらし寿司の素、セリの茎を混ぜ、器に盛って荒熱を取っておきます。
その間、ボイルえびの殻をむいて、サーモンを食べ良い大きさに切ったら他の具材と共に寿司飯の上に盛り付けて出来上がり。

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ちらし寿司の素は、残ってしまったものを保存袋に入れて冷凍しておくと次回また使えるのだそうです。
解凍後の食感は冷凍前と比べて違いがあるのでしょうか?!
そのあたり、とても気になります。

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さて、お味の方はどうだったかといいますと。
前回はカニカマ、菜の花、錦糸卵共に柔らかく、シャキシャキしているのは酢ばすのみでした。
しかも、その酢ばすに厚みがあり、ご飯との馴染みがよくありませんでした。

しかし今回は薄くスライスしたので、ご飯のなかに程よいシャキシャキが違和感なく加わったことがよかったです。
また、えびのプリプリ、柔らかなサーモン、生姜の歯応えと風味など、バラエティ豊かな味と食感が口の中に広がります。

これで何とか皆さんにお出しできるものが出来上がりました。
ホッと一息です。

ではでは、椿のお役目は?!
味も特に際立っていなく、食感も少々乏しい。
その美しいマゼンダ色の魅力?!・・・だけではちょっと弱いかなぁ。
色だけだったら、赤梅酢で作った生姜で事足りるじゃない?!というのが正直な感想です。

でもね、椿の花びらは何と生薬で薬効があるのだそうですよ。
その詳しい所を2月の山菜研究会でお聞きしたいなと思っています。





野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。