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野草食日記 173 サザンカのゼリーシロップ

1月、まだ椿の花が少なめだった頃、サザンカが沢山咲いていたのでジャムを作ろうと採取してきました。
SNSで、私が作る前にすでにチャレンジしている方がいらっしゃったのですが、どうも花びらの渋味が抜けないようなのです。

甘酢漬けで渋味は経験済み。
酢に漬けるとあまり気にならなくなりますが、ジャムの場合は訳が違います。
甘くて渋いジャムはやっぱりたべたくない・・・。

よくよくアク抜きをしてから煮てみようと、1度茹でこぼしてから、時々水替えをし2日間水晒しました。

2日後、味見をするとまだ渋味は抜けません。

更に2日、アク抜きを継続し味見をすると、2日前より少し抜けたかな?!という感じです。
でも、基本的にはやっぱり渋い。

もう、諦めて水と砂糖で煮てみることにしました。
レモン汁を入れるときれいに発色して、気分は上がります。
でも、花びらは甘くて渋い。

ところがですね、鮮やかなマゼンダ色の煮汁には渋味が全くないのです!
レモン味で普通に美味しい。
そこで花びらをザルで濾して煮汁と分け、ゼラチンでゆるく固めてみました。

まずは家にあった杏仁霜で杏仁豆腐を作り、シロップをかけてみます。

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さっぱりして美味しいけれど、もう少し濃厚なものと組み合わせたい。
チーズケーキとか合いそう・・・。
そうは思っても、デザート系は作るのが苦手なので、柔らかなクリームチーズを探して添えてみたいと思っています。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。