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野草食日記 300 ヤブカンゾウとカクテルシュリンプのゼリー寄せ

先日作ったヤブカンゾウの甘酢漬けを料理の一素材として使いたいと工夫していたのですが、なかなか思うようにいきません。

きゅうりの細切りと一緒に酢の物にすると、きゅうりの香りとシャキシャキ感の方がまさってしまい、ヤブカンゾウの存在感がなくなってしまいます。
きゅうりって割合癖がない食材だと思っていたので、合わせるものによってはこれだけ香りを強く感じることに初めて気づき、驚きました。

次に合わせたのはもずく。
もずくの場合、ヤブカンゾウのシャキシャキをきちんと感じられるのできゅうりに比べるとまずまずの印象でした。
でも、なぜかちょっとパッとしないのですよね。
何だろう、うまく言えないけれど、お互いのタイプが違うというのかなぁ。
それに、折角のビタミンカラーがくすんで見えてしまうのも、ちょっと・・・でした。

ヤブカンゾウのお相手を考えあぐねていたのと並行して、生春巻きで残ったカクテルシュリンプを持て余していました。

ちょうど梅雨が明けて、意外なる6月の暑さに辟易していた頃。
テレビでゼリー寄せのことをやっていたんです。
閃きましたよ。
海老とカンゾウの色の鮮やかさがゼリーに加わったら、綺麗だろうなぁって。
海老のプリっとした食感とカンゾウの食感は相性が良さそうだなぁって。
オレンジ色の組み合わせだけだとつまらないから、アオミズを散らしたら爽やかだろうなぁって。

作り方は
粉末コンソメをお湯に溶かし煮立て、3〜4等分に切った海老を入れて少し煮たらゼラチンを加えます。
火から下ろしてカンゾウの甘酢漬けと漬け汁少々を加え、器に流し込みます。
そこに刻んだアオミズをちらし冷蔵庫で固めたら出来上がり。
粉末コンソメ・ゼラチン・水分の割合をどうしようか、その辺りが少し緊張しましたが、大雑把でも美味しく出来ました。

夫に食べてもらったら、コンソメの味がちょっとわざとらしい感じがすると。
そんなこと言われると、美味しいコンソメを探したくなっちゃうじゃない。
で、こんなの見つけてザワザワしています。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。