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野草食日記 298 ヤブカンゾウの甘酢漬け

昨年、観察のために山から移植したカンゾウ。
ノカンゾウなのか、ヤブカンゾウなのか、結局昨年は開花しなかったのでわからずじまいでした。

2022年の春。
はじめは小さな芽だったのに、次第に葉がわさわさと大きく茂ってきました。
随分大きくなるんだなぁ・・・。
去年もそこそこ大きくなったけれど、ここまで大きかったっけ??

そして、6月中旬辺りからぐんぐんと天に向かって花茎を伸ばしはじめる様子を、静かな驚きと共に、日々眺めていました。

花茎が小学校低学年の子供の身長くらいに伸びた頃、先の方に小さなつぼみを幾つもつけました。それがだんだん大きく膨らんで、はじめ淡い緑だったのが次第に淡い淡いオレンジ色に変化。
いつ咲くのだろうとドキドキしながら眺めていました。
6月23日の朝、畑に行くと・・・

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大きな八重の花が1輪。
ヤブカンゾウでした❣️
丈はこのくらい。↓
隣にある菊芋といい勝負です。

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カンゾウは蕾を食べることは知っていました。
開花前日、私2つ、夫2つの計4つ収穫。
オリーブオイル炒めで塩胡椒して食べたら、アスパラガスのような甘味でとても美味しかったです。

ところがそのあと、カンゾウは咲いた花も食べられるという情報を得ました。
酢の物で美味しいらしいのです。
このビタミンカラー、食卓でとっても映えるだろうなぁ。
想像するだけでうっとり。

2日目、畑に行くと、オレンジ色の花が何輪も咲き乱れていました。

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もちろん、採取です。

全部採ったらお庭が緑一色で寂しくなってしまうから3つだけ。
八重のお花なので結構食べでがあります。
3つでも2人家族には十分です。

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カンゾウの花は生では身体に毒になるということです。
1度度ゆがいてから甘酢に漬け込みます。
花の根元と茎の部分は厚みがあるので、花びら部分よりちょっと入念に火を通すよう気をつけました。

今日、6月27日。
この文章をちょうど書いている時、関東甲信越が梅雨明けしました。
少し早すぎません?!
長い長い夏になりそうですね。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。