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野草食日記 242 黒米のかからん団子

今度の野草ウォーキングの下見のために山に入ったら、あっちにもこっちにも柔らかなサルトリイバラの葉っぱが芽吹いていました。
鹿児島出身の友人からサルトリイバラの葉っぱで包んだお団子、かからん団子の話をよく聞いていたので、香りを体験したいと思い、4枚摘んで帰りました。

家にあった米粉と黒米粉を適当にミックス(今日は5:4の割合)、水、塩、甘酒を入れて耳たぶくらいの固さにこね、一度蒸し器で蒸します。
15分くらいかな。

それをボウルにとって、すりこぎで突いて滑らかにし、葉っぱで挟みます。
お餅の量が多かったので、急遽庭からアカメガシワの小さな葉っぱも参戦。
(左から3番目がアカメガシワ)

それをまた2分ほど蒸し器で蒸したら出来上がり。

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急に思い立って作ったもんだから、手元に餡子がありませんでした。
はじめはきな粉と砂糖をまぶそうと思ったのですが、冷蔵庫を覗いたら白味噌と目(?)が合い。
お砂糖を混ぜてなんちゃって味噌餡にしてみました。
豆をペーストにしたところは一緒だしね。
小豆と大豆の違いだけ。

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子供の頃、お母さんが外で柏餅を買ってきたとき、いくつかある中に味噌餡が混じっていると、それだけ残ることが多くありませんでしたか?!
え〜、味噌餡?!って、そのお餅だけ何故か避けられて、みんなの手は小豆餡のもとへ。
私もどちらかというとアンチ味噌餡派でした。
何をわざわざ餅の中に味噌を入れるんだ?!って思ってました。

ところがですよ、意外にもこの砂糖入り白味噌を乗せたお餅がとっても美味しく感じたんです。黒米の風味とも滑らかな餅の舌触りともピッタリ合いました。

さて、サルトリイバラの香りはどうだったかというと、ふんわり優しげな葉っぱの香りがいい感じでした。
どちらかというと、アカメガシワのほうが主張があるかなと思います。
でも、どちらもお餅によく合っていました。

以前、鹿児島出身の友人が作ってくれた肉桂の葉のお団子、ケセンダンゴの記事を貼っておきます。



野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。