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在宅勤務の新制度。勤務中抜けてOK!カオナビの「スイッチワーク」とは?

こんにちは、カオナビWebマーケチームのnanaです。

今回は、Twitterでみなさんから反響が大きかった、カオナビの「スイッチワーク」についてまとめました。

 ●どのような制度なのか
 ●メリット
 ●運用上の留意点

を解説していきます!参考になれば幸いです。

スイッチワークとは?

「スイッチワーク」とは、時間は連続して働かなくてもよく、個人の事情に合わせて、細切れに仕事をして、1日の中でうまく調整すれば良しという制度です。

例えば、16~17時に子供のお迎えのために抜け、戻ってきてから+1時間仕事をする、などなど。

在宅勤務で、自宅からの通勤がない代わりに育児、家事などで仕事が中断されることが増え、始業から終業まで連続集中して業務を続けることが難しい状況に。その中で、スイッチのように仕事モードのON/OFFを切り替え、最も成果を出せるように、柔軟な時間の使い方ができる制度を開始したのです。

申請方法もカンタン。事前申請などは必要なく、追加した休憩時間を修正するだけです。それもあってか、Webマーケチームでは7割の社員が活用しています。

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スイッチワークに関するツイートをしたところ、「素晴らしい」「うらやましい」という声を多くいただきました。在宅勤務中の会社員にとっては理想的な制度だと思います。


スイッチワークのメリット

スイッチワークの3つのメリットについて、具体的に説明します。

❶仕事と生活を両立させやすい
❷混雑時間帯を避けられる
❸体調を整えやすくなり、当欠が減る

❶仕事と生活を両立させやすい 

社員にとっては、より仕事と生活を両立させやすくなりました。

スイッチワークの活用例
 ●家事、買い物、育児(お迎え等)
 ●銀行、市役所、警察署での用事
 ●通院
 ●運動
 ●勉強

半休や時間休を使わなくても、平日の日中に用事が済ませられるというのは非常に大きなメリットです。その分、夜にリカバリーすれば問題なし。

総労働時間は変わらず、育児や家事もしやすくなりワークライフバランスが向上するので、働き方改革にもつながります。

❷混雑時間帯を避けられる

病院やスーパーでの買い物など、終業後や休日だと混雑してるなんてことも。混雑時間帯を避けられることで、三密の回避にもつながります。

❸体調を整えやすくなり、当欠が減る

これは個人的に非常にうれしいポイントでした。お恥ずかしながら体力がない&頭痛持ちで、これまでは月に1度は体調を崩して当欠する日が…。

しかし、スイッチワーク(+フレックス制)のおかげで、体調が良くないときは休憩を長くして睡眠をとったり、早く上がって体調を整えることができ、当欠が減り、6月&7月は皆勤賞! 仕事に穴をあけずに済みますし、生産性も上がったと思います。


スイッチワーク運用上の留意点

自由な時間の使い方を可能にするスイッチワークですが、当然その分留意すべきこと、あり方を見直さなければならないことがあります。それは、主に次の2つだと考えています。

❶マネジメント
❷評価

❶マネジメント

ひとつは、マネジメントの在り方。スイッチワークは、「好きなだけサボっていい」というものではありませんので、在宅勤務という環境の中でしっかりマネジメントを行っていく必要があります。新卒社員など、仕事の進め方が固っていない若手メンバーは特にです(私含む)。

●スケジュールの共有(いつ抜けるのか)
●タスク進捗の管理(やるべきことはできているのか)

上記2つはやり方を確立しておくのがよいでしょう。

カオナビWebマーケチームでは、下図のようなスケジュール予実表を朝・昼・終業後に公開し、そこをみれば予定がわかる状態にしてあります。

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また、タスク進行状況がわかるので、こんなメリットがありますよ。

スケジュール予実表のメリット
●予定通りに行っているのか、遅れているのかがわかる
●振り返りができる(若手メンバーには特におすすめ)

私もこのスケジュール予実表を使うようになってから、在宅勤務下でも集中して着実に作業を進められるようになりました。

❷評価

「時間」が自由になるということは、「労働時間」は評価されなくなるということです。その分、評価における価値や成果のウェイトは大きくなり、「バリューベース」の考え方が必要となります。


カオナビWebマーケチームが実践している工夫

メリットも多いですが、上記のように留意すべき点もあるスイッチワーク。我々が取り組んでいる工夫について3つ紹介します。

❶Slack分報チャンネル&スケジュール共有
❷4行日記
❸バリューの具体化

❶Slack分報チャンネル&スケジュール共有

メンバーごとに、自分のスケジュールやタスクの状況を自由に投稿できる「分報チャンネル」をSlackで開設しています。休憩に入るときの連絡場所となっており、タスクの進め方なんかは出勤時よりも見える化していますね。

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<参考note>

❷4行日記

「日報」を義務化し、個人に任せると、こんなデメリットがあります・・・。

日報のデメリット
●自由フォーマットの場合バラバラでフィードバックしにくい
●書くのに時間がかかる

そこで、カオナビWebマーケチームでは1日5分でできる「4行日記」をやっています。

終業後に、今日もっとも印象に残った出来事について、①事実、②気づき、③教訓、④宣言の4行にまとめるというだけの日記です。

毎日終業後に4行日記を書いて、翌朝マネージャーが一言コメントをくれます。

いちメンバーとしては、日単位で振り返りをし、フィードバックをもらえる環境は、成長に直結しているように感じます。マネージャー的にも在宅勤務下でメンバーの状況を把握するのに役立っているようです。

<参考記事>

❸バリューの具体化

今後、労働時間の自由化を推進していくなら、「バリューベース」という考え方が必要となります。

しかし、会社が定める「バリュー(従業員に求める価値)」って抽象的で、個々のメンバーが具体的なアクションに落とし込むのはなかなか難しいんですよね。

そこで、我らがマネージャーであるワタナベヨシヒコ先生(https://twitter.com/yoshihikowtnb)は、会社の定めるバリューを具体的なアクションに分解し、周知してくれました。

4行日記のフィードバックも、バリューに紐づいていることが多いので、自分のアクションがよりバリューに近づいていくのを実感しています!

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【余談】スイッチワークはどうやって生まれたのか?

最後に、どうしてスイッチワークが生まれたのか? についてです。

カオナビでは、在宅勤務開始以降、「カオナビ(システム)」の機能を使って定期的なアンケートを取っていました。

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困っていることや要望を書くフリーコメント欄があり、末端の社員からも声を吸い上げるシステムを早急に構築してくれたのです。おそらくスイッチワークも、ここから生まれたのだと思います。

私自身も、こちらのフリーコメントにて提案したことを実際に取り入れていただきました。

このようなスムーズな体制構築は、経営陣やコーポレートメンバーの方のおかげですし、急な事態にも柔軟に対応できる「カオナビ」もその立役者だったと思います!

在宅勤務中の「カオナビ」の活用について、私がまとめた記事がありますので、在宅勤務下の環境構築に苦労されている人事の方、ぜひ参考にしてみてくださいね。


【余談②】カオナビではたらく仲間を募集中です!

カオナビでは、「効率的に働き、生産性高く成果を出したい!」という仲間を募集しています。下記リンクに募集の詳細&社員インタビューがありますので、ぜひご確認ください。ご応募お待ちしております!

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