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#封筒

深夜宅配、後

深夜宅配、後



 荒木は腕組みしながら封筒を睨み付ける。
一体何を送ってきたのだろうか。蛍光灯に透かしてみるが、見えるはずもない。

中を確認しよう。いや、しかし…。
手をかけては辞め、を繰り返した。

 わざわざこの時間を指定し直接手に取らせたのは、別れる決定的な物を送ってきたからではないだろうか。そう思うと中々開ける覚悟が決まらない。
 一緒に暮らしている頃は何かと仕事を優先しては、よく怒られたものだっ

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