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自分の人生

私は明日、会社を辞める。正確には2週間後に辞めるのだが、有休を消化するため、勤務自体は明日までとなる。



今の会社には最初アルバイトとして入社をした。新卒で入社した会社を1ヶ月で辞め、1ヶ月間の輝かしいニート生活を経たあと、時給1500円という高時給につられタウンワークの応募ボタンを押した。


正直、この仕事も続かないのではないかと思っていた。もう自分は雇われて働くことは全くもって無理なのだと半ば諦めていた。それでもまずは働かなければ生活が出来ないので、面接を受け、その場で採用をもらった時はほっとした。アルバイトとして働き始めて2週間くらいは、慣れない仕事で少し疲れたが、だんだんと要領をつかんでいった。アルバイトの傍ら、正社員として働ける場所を探すため、就活もしていた。だがなかなか希望の職種や給料の職場とマッチングすることが出来なかった。そんな時、本社で事務をやっている社員が辞めるので後任を探しているという話をバイト先の人から聞いた。はじめは、希望の職種ではないためその職場で正社員になることは全く希望しなかった。しかし給与面が当時の私にとっては魅力的だったし、とにかく早く生活を安定させたいという思いが強かったため、正社員にないりたいと希望し、すんなりとそうなった。



正社員として、毎日8時間週5で働くようになって、私でも雇われの身として人並みの働き方が出来るんだと、ほっと胸をなでおろすことが出来た。



アルバイト時代に行っていた現場にも補勤として週に2回ほど入ったのだが、現場での仕事が自分にとても向いているように思えた。現場の仕事は、少し汗が出る程度の運動量で、手先を使い、少人数で行う作業だった。体力が適度にあり、手先が器用で、集団を苦手とする私にはとても合う仕事だった。また、本社の社員さんも、現場のパートさんも私のことをかわいがってくれた。40~50代の方が多く、自分の娘のように接してくれた。それがとてもありがたく、うれしかった。高校生時代のアルバイトも含め、6~7個の職場を経験しているが、今回ほど私のことをかわいがってくれる職場ははじめてだった。
職場を選ぶ上で大切なのは、どんな仕事をするかよりも、どんな"人"と仕事をするかではないかと思った。

そのような恵まれた環境もあって、特に嫌な思いなどすることなく、7月から翌1月までの7か月間働くことができた。


最低でも3年働くのが当たり前という考えの人からすると、私のような人間は愚かに見えて仕方がないだろう。しかし私は、自分の人生を歩んでいるというはっきりとした自信がある。他人が良いと思う道ではなく、自分がそうしたいと思う道を歩んでいる。

私は2月から、新しい職場で働く。そこでまた辞める日が来ても、それが自分が決めた道であれば、それが私にとっての正解なのだ。

私は今年で24歳になる。2度目の年女を迎えたが立派な大人の姿はどこにもない。

それでも私は自分の生き方に誇りを持っ。


ps.
私は必ず今から3年以内に独立をし、ものづくり、自分の考えや行動の発信、本の執筆を生業にする。そう決めている。


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