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北米ニューヨークの幼児教育体験


このノートでは私が母親として体験したニューヨーク・ブルックリンの幼児教育の体験を思い出しながら書こうと思います。

幼児教育と書いて、あれ幼児って何歳くらいのことかな?と思い調べてみると3歳から小学校就学の始期に達するまでとされているそうです。
ニューヨーク市では満3歳から公立の小学校が運営するプログラムに、小学校に上がるまでの2年間無料で通えます。PreK-3(3歳、幼稚園年少)、Pre-K(4歳、幼稚園年中)とそれぞれ言います。Pre-KはPre-Kindergartenの略です。

娘は3歳で学校に行くまで英語ほぼゼロの環境でしたので、言葉の点でちょっぴり不安がありました。子供なのですぐに英語の環境に慣れるとは分かっていても心配してしまうんですよね。娘が通ったのは公立ではなく、私立の学校でした。同じ日本人同士のお子さんを育てるお母さんから、この学校の評判を聞いていたからです。そのプリスクールは規模の小さな学校で、職員の方全員が生徒の名前を覚えていて家族のように接してくれる、温かい雰囲気の学校とのことでした。さらに、スペシャルニーズ(医学的または心理的な障害の支援を必要とする個人)の子供達の受け入れ態勢もしっかりしているとの評判が高い学校でした。彼女はお子さんの言葉が遅いことを気にされていて、この学校に決めたそうです。

通い始めて思ったことは少数制の良さですね。15人前後の子供に大人が2人。引っ込み思案だった娘にも暖かく言葉をかけてくれて寄り添うように接してくれます。娘の学校はインクルーシブな教育理念を大切にしてはいますが、プログラム自体はニューヨークの一般的なプリスクールと同じような事をしていたと思います。アートとコミュニケーションが中心です。歌を歌ったり、絵本を読んだり、絵を書いたり。歩いて近くの公園に行ってアートに使う小枝やドングリを拾ったり、屋上にあるスペースで三輪車に乗ったりゲームをしながら体を動かす時間も毎日ありました。

生徒は人種が偏っていることはなく多種多様なバックグラウンドの子供たちが集まっていてニューヨークらしい環境だったと思います。地域によっては人種にかなり偏りがあるので、その点は私たち夫婦が望んでいるような環境で良かったと思います。多種多様な個性が集まるからこそ、協働する事を学びそれが普通の環境で育つのは、きっと娘にもいい影響を与えると思います。

ニューヨークでは情報は自分から取りに行くのは常識ですが、それは学校関係も一緒です。待っていても誰も何も教えてくれません。公立学校のプログラムに興味がある方は下のリンクからメールを登録することから始めましょう。メールで申し込みが始まるタイミングや必要な書類のリストなどを常にアップデイトしてくれるので便利です。

メールを登録するサイトのリンク
https://www.schools.nyc.gov/sign-up

申し込み関連の情報がまとめて掲載されているサイトのリンクhttps://www.schools.nyc.gov/enrollment/enroll-grade-by-grade/pre-k


次回は小学校のことについて書いてみようと思います。




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