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海外で子育てしながらバイリンガル教育

この3月で幼稚園から毎週末通っていた日本語学校の小学部を卒業します。中学部にも通うのであと3年は続ける予定でいますが、海外生活でバイリンガル教育を続けていもやもやをこのタイミングで考えています。

幼稚園からコロナが始まるまでの小学校低学年は、日本の文化や運動会、遠足などの学校行事が体験できるのは貴重な体験と信じて通わせていました。季節の行事を取り入れた工作や伝統的な習字など楽しく日本の文化っを体験していました。この後コロナが始まり全ての学校がリモートに変更。日本語の方はリモートに慣れておらず、あまりアクティブではないけれど先生が一人教室から授業をしている様子をオンラインで繋げて生徒がそれを見るといった形式で続けていました。その後は通学する子供の人数制限などの時期を経て、毎週通えるようになり3年が経ちました。相変わらず全校生徒が揃うような行事はないままに卒業です。卒業式はありますが、卒業生とその父兄のみの式になるそうです。娘は以前は合唱部に所属していたので、コロナ前は卒業式で歌うことも楽しみな行事でした。卒業生が辛かったけど通い続けて卒業できて嬉しいといったスピーチをするたびに、在校生の親は是非とも卒業まで通わせなければと思いを新たにしたものです。その式典がないのがちょっとガッガリですが、コロナ以降はこれも仕方のないことですね。

学校は日本の教科書を使って行われます。毎週行われる漢字テストに向けて週に10−15個の漢字を覚えていきます。まあテストが終わったらほぼ忘れてしまうんですが。その時だけても机に座って漢字を覚えたことが少しは残っていくのか、全く無駄な時間なのか、それは今後の日本語との距離間で変わっていきますね。娘は以前より時間をかけずに勉強をして8割以上はできているので、コツを掴んで覚えらるのようになったのかと思ってます。

日本語学校で習う教科は、国語、算数、理科、社会です。早生まれの娘は、算数に関しては日本語学校で学ぶのが現地校の予習になるのでいいかなと思っています。

多くの日本語学校に通っている親の関心事といえば、時間の使い方だと私は思っています。アメリカはスポーツのクラブ活動などは週末に盛んに行われています。日本語学校かスポーツか。年齢が上がってくるとこの問題に直面。入学時には18人いたクラスメイトも今では10人まで減った理由もこれが大きいと思います。単純に日本語に興味がなくなったり、ニューヨークを離れる方も多いです。

娘は今のところは日本が大好きなので、JポップをYouTubeで聴いたり、人気のユーチューバーのチャンネルをチェックしたりと、日本語を聞いて話すことは問題ありません。ほぼ平仮名ですが、作文も日本語で考えて書いています。日常会話ができるぐらいでいいなら、中学に通わなくていいかなとも思います。これからどう日本語を使って彼女が生活していくかはわかりませんし。中学までは行かせようと決めていたのは私たち夫婦です。理由はどちらの言語ででも、仕事ができるようになってほしいからです。ですが、今の日本を考えると日本語を使って仕事をする日は来るのかなと思ってしまい、モヤモヤしています。仕事をするならやはり英語が一番使える言語でしょうし。大学も英語環境のところに行くのが一番現実的ですから。日本語学校に通わせ続けるのはどうなんだろうというモヤモヤを今日は書いてみました。海外で生活されている方で、何か思う所がある方はいますか?


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