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皆々、それぞれらしく生きたいね
先日、テレビで旭川動物園ライオン家族の特集が組まれていました。
雄ライオン「オリト」と雌ライオン「イオ」の間に3匹の子ライオンが生まれ、現在は家族で暮らしているというニュースは見ていました。
実は7月の新婚旅行で旭山動物園を訪れていて、「あの子たちの間に子どもが生まれたんだ!」とうれしかったものです。
この日テレビで組まれていた特集の内容は、旭山動物園で”プライド”を作るための物語でした。
出産のため数カ月離れて暮らしていたイオとその子どもたちと、オリトがプライドとなれるのか。
”プライド”とは、ライオンの群れのことです。
ライオンは、ネコ科の動物にしては珍しくプライドと呼ばれる群れをつくって暮らします。
雄も子育てに参加するのです。
この”プライド”を自然とは環境の違う動物園で実現するには、いくつもの壁があったようです。
いくつもの壁を、ライオンたちと飼育員さんたちが力と知恵を出し合って乗り越えていました、
旭山動物園は、動物本来の習性をいかした”行動展示”で有名となった動物園です。
動物園のHPには、このように書いてあります。
動物園で、ありのままの動物たちの生活や行動、しぐさの中に「凄さ、美しさ、尊さ」を見つけ、「たくさんの命あふれる空間の居心地の良さ」を感じてほしい。家畜・ペット種との触れ合いを通じて「命の温もり、命の尊さ」を感じてほしい。そして、野生動物の保護や環境問題を考えるとき、動物たちは私たちと対等な生き物なんだと思うきっかけになれる、そのような動物園でありたいと思っています。
イオ、オリト、子どもたちが、自然にあるようにプライドを作り、暮らしてほしい。
旭山動物園の理念と、それに沿った取り組みに、私の胸が打たれました。
人の手で管理されている生き物(動物園や水族館、ペットなど)は不幸だという考えも一定数あるでしょう。
人の手で管理された方が命の危険が少なく長生きできるから幸せという考えもあるでしょう。
どの考えが正解かなんて本当のところは生き物たち本人にしかわかりません。
でも、手の届く場所にいる生き物たちがその子たちらしくいれるようにと取り組んでいる旭山動物園の姿は、とてもかっこいいと思いました。
生き物が、その子たちらしく生きられるように。
みんなみんな、それぞれらしく過ごせるように。
人も同じだと思います。
人も、動物も、みんなみんな、それぞれらしく生きることができる世界になってほしいなと、思います。
私にできることは多くありません。
せめて、私と出会ってくれた生き物たちに心地よく過ごしてもらえるようにしたいです。
同じように、私と出会って関わってくれた人も、みんなみんな心地よく過ごせるといいな。
なんか文字にするとおこがましいですね💦
でも、本当に、そう思っています。
みんなみんな、心温かくそれぞれらしく過ごせますように。
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