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ピアノで一秒でも早く直すべき習慣

ピアノを弾く子どもにとって一秒でも早く直さなければいけない癖習慣があります。

それは、「まむし指」。

親指から小指まで第一関節が凹んだ状態で鍵盤を弾くことを言います。

私は自覚がありませんでしたが、恐らく小学校高学年頃までこの状態で弾いていました。よってこの弾き方による癖が今でも影響しています。

その頃から習った先生に一万回以上言われ、少しずつ直してきました。

今でも難しい曲を弾くコンクール前などにはレッスンで

「ダメな形で弾いてるのが聴くだけでわかる、音が出ないし指が回らない」

と言われます。本当にいくら指の練習をしても完全には直りません!

しかし実際コンクールに出てる半数以上の人はこの癖がついてることも実情です。某有名な先生も昔テレビでこの指の形で弾いていたとか。

原因の一つとして、よく子どもの頃に「卵をにぎるような形で」と習い、それも間違いではないのですが、子どもの捉え方として逆に丸くしようと力が入ってしまうようです。

対策法としては形を直すテーマのある教材を使ったり、両端に玉のついたひもを関節を出しながら引っ張る練習をしたり。子どもには横から見た時「手がアーチを描くように」とか「手をパーにしてから力を抜いて弾いてみよう」と伝えたり、嫌にならない程度に地道に伝え続けます。

将来私のような思いのする子を一人でも少なくし、綺麗な音の出せる子をたくさん育てたいです。

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