見出し画像

海外での子供の教育について

先日、ジャカルタに住む駐妻友達と日本にいて今年の夏に中国で駐妻になる予定の友達とオンライン飲みをしていたときのこと。

日本人はバイリンガル教育に過剰に反応しすぎる傾向がある

という話になりました。

ジャカルタに住む駐妻友達 Jさんの子供は日本人幼稚園に通っているそう。

それは、英語で話す子供たちの輪の中に入ると
「何言ってるかわからない!こわい!!」と凄く拒否反応を示すのと
いづれは日本に帰ることを考え、母国語をしっかりとしておくべきという考え方からだそう。

でもその考えをジャカルタで出会った海外の友人に話すと

もっと子供の可能性を広げてあげるべきなのでは?

と言われたらしくインターナショナルスクールへの選択も勧められ
それについてどう思うか?という話になった、という経緯です。


うん。

確かに日本人はバイリンガル教育に過剰に反応するわ。

と率直に思います。

特に英語に対してコンプレックスを持っている人が多く
早期教育として胎児の時から英語を聞かせ耳を育てるだの、
英語の本を積極的に読むだの、
それってホントに子供のためになってる??って聞きたくなることが多々。

帰国子女には「英語ペラペラでしょ?」という勝手なレッテルを貼り
過度なプレッシャーを与え
何か少し飛び出てるとすぐ敵対してくる傾向があるように感じます。

子供は柔軟性が高く、吸収力もあるとはいえ、5年いてもちゃんと勉強しないとバイリンガルにはなれないはず。

でもだからと言って日本人学校にいれるのもなー、、って私は思います。

なんていうかな、
海外にいてもやっぱり

日本人は日本人同士で集まりたがる。

もう完全に日本リスペクトで
日本人=日本人学校で、日本にいなくても日本と変わらぬ教育を、
日本にいてもいなくても一緒に、横並びで、みたいな。

いや、いや、いや、
これからの時代それじゃやっていけなくないですか?


ミネ太は英語だけのインターナショナルスクール(保育園)に通っていますが
周りの子たちはお父さんとお母さんの母国語が違う子が多く
お父さんとは英語だけど、お母さんとは中国語
お父さんとはフランス語だけど、お母さんとは英語
なんてのはよくある話。

産まれながらにしてバイリンガル教育ですが、
フランス語はある程度話せるようになったけど、英語はまだまだ簡単な単語でさえちゃんと言えない、というようなことも聞きます。

でもだからと言って誰も焦ってないし
あの子はバイリンガルだから、なんて自国に戻っても誰も指差したりしないわけ。

日本は「教育」と意識し過ぎるあまり、そこに過敏に反応する人がいたり
避けようとする人が出てきちゃうのではないのかなー?


私は、特に乳幼児期は言語教育ではなく

多様性や、多文化交流を重要視するべき

だと思っています。

言葉は文化の上に成り立つものであり
教育を意識しすぎて文化を触れずに言葉だけを与え続けるのも変な話。

なので日本人学校よりも最初は大変かもしれませんがインターナショナルスクールに入れて、いろんな国の子と出会い
子供の可能性を広げてあげるのは大いに賛成。

その延長線上で、楽しく英語を学ぶ、英語を必要と感じるきっかけが生まれるのではないかなーと。

確かに帰国して同世代の子に比べると日本語の遅れがあったり
逆に「英語はできるんでしょ?」的なレッテルを貼られたりして苦労する部分もあるかもしれませんが

そんなことよりも

・海外にいるからこそ出会えた海外の友達
・日本以外の文化に触れる機会
をたくさん作ってあげることの方が子供の成長にとって大きな影響を与えるのではないのでしょうか。

あと、家でちゃんと日本語で会話していれば帰国してもすぐ日本語の遅れは取り戻せる、とも聞きますしね。

なので「教育」だけで日本人学校orインターナショナルスクールを考えるのではなく

『子供の可能性をより広げてあげられるところ、海外だからこそ経験させてあげられること』

を優先して考えるべきなのでは~?と話しました。

ま、その上で日本人学校という選択になるのであればそれはそれですよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?