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努力のしかた。|結局のところ環境論なのか?


環境論、、、。

人間を無力感にとりこみ、にっちもさっちも行かなくさせる理屈。

『はぁ。』なんてため息出そうになりますけど、まあ合理的な考え方だとおもうんですよね。

基本的に人間の脳は"性格1:環境9"で決まっていると医学の定説でもありますからね。

がんや精神疾患、糖尿病なども遺伝は10%で、あとは基本的に生活習慣などの後天的な問題に帰着してきます。

つまり環境論・行動論はほぼ正しいと言って間違いないでしょう。

ただこの記事ではそういう環境論は否定したくないんですね。

否定したいのはマクロ要因の話。

世に蔓延っている考え方で唯一ヘンテコなものがあるとすれば、マクロ要因が個人の行動に影響しているという仮説だと思います。

つまり国家や宗教などの観念的な部分が個人に強い影響を与えているというのです。

『それってマジ?』と思って調べてみた。


東洋と西洋。世界観の違いは?


東洋は『生きたい!!』で生き、西洋は『死にたくない!!』で生きる、とは巷でよく言われている。

例えば、以下のような感じ。


①東洋と西洋の違い。

◉仏教的な世界観= ペシミズム(悲観主義)
◉キリスト教的な世界観=オプティミズム(楽観主義)

②楽観と悲観の強さ。

Pew Research Centerより


仏教的な信仰が根付いている東洋国家では主に中間(ようは普通)を意識する趣が強く、西洋の影響が強い国のほうが一日をいい日だったと答える割合が多いのである!!

と、、、言いたいところだがしっかり観察してみるとぜんぜんそんなことはない。

マレーシアやインドは仏教の影響が強いのに悲観的な人は少ないようだし、ヨーロッパについてもこれといって良い人の割合が高いわけでもない。

つまりもっともこの記事で言いたいのは、宗教や考え方などの観念的な世界観がその国の幸福度、ひいてはあなた自身の思考へ及ぼす影響はほとんどないのでは?

ということ。

よく『国民性が、、、』みたいな意見が見えることもありますけど、実際のところ国民性ではなく立地や環境、言語の影響のほうがはなはだしいと思う、、、(さっきも書いたけど)

あとは他国との関係。歴史的な偶然性など。

たまたまの要素も大きいと思うのです。

つまり、そんなもとから決まっている要素。あるいは偶然に左右されるマクロ的な事象を考えるよりも、もっと個人的な、より身の回りのことを考えたほうが社会のためになると思うんですよね。

そこでおかしなところを見つけて改善に動いていくほうが合理的だし、それこそ儲かると思うんです。

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我、カネを持たない資産家なり。この世は無形資産の時代、、、。考え方、情報、思想まで。あんまり読みたくないような、、、でも重要な学説に裏付け…

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