中国料理グルメ、エッセイ「食は広州に在り‥‥」第2話

私が、赴任した日の夜、単身メンバーだけで歓迎会を開いてくれた。場所は日本の居酒屋である、私は「中国まで来てなんで居酒屋なん!」と心の中でツッコミを入れた。しかも普通の居酒屋。ビールもアサヒだし、つまみや料理も日本とは変わらない。かと言って特別美味いわけではない。

今回の若手で赴任して来た人は、10人。昨年からいるのが8人。今年は特別多い。みんな、食事も美味しく食べ、酒もまわり仲良くなり始めた。

私は、その中の女性20代後半の北海道から来た女性と話をしていた。見た目は、美人で肌が白く、化粧も濃すぎず薄すぎず、洋服も派手すぎずお洒落である。いかにもOL女子であり美意識高めである。名前はしーちゃん(仮)

「よかった、日本料理で、中国料理だったらどうしようと思った」

「え!?なんで、わざわざ中国に来たから中国料理食べたくない!?」と私は尋ねた。

「え!?やだよ。なんか悪いものとか入ってそうじゃん。ワクチンの打ったばかりで効きめがでるまでもう少しかかるみたいだし、」と

「ワクチンとか心配しすぎてでしょ。」と内心思った。アフリカとかじゃないんだし。と思った。そんな考えでよく海外に来たなー。

すると隣にいた、25歳の音大出の女性。お嬢さまというよりは、天才肌といった感じ。大学のときは少林寺も習っていた個性的でスタイルのよい女性である。

「私も!!とういかこのクォリティの日本食を食べれるのが嬉しい」と言う。

どうやら二人は話を聞くと海外ははじめてらしい。「よくそんなので海外赴任で希望してきたな」と思った。ただ、どうやら10人中、7人は日本食で嬉しかったと言う。私は少数派であることにそこで気がついた。

そのよう人を気遣って日本食にしてということに気がついた。

ちなみにここにいるメンバーは全員が中国広州を希望してきたわけではない。海外を希望しているが、ヨーロッパやなどをお洒落なとこをイメージしてきた人もたくさんいる。私もその一人である。ヨーロッパは募集人数少ないから無理だろうけど、せめて東南アジア。と思っていた。

むしろ、「中国だけは絶対いやだ」と思っていた。人が自分勝手で冷たそうだしとか汚いしとか偏見を持っていたからだ。

結論から言うが、

『私は中国が大好き』で、

過去の私のように偏見を取り除くためにこの記事を書いている。

しーちゃんとはずちゃん、二人も帰国するときには、中国料理を食べ、中国が好きである。

この物語は、中国の美味しい料理とそのお店変わった食事を紹介していく。

広州以外に行く人も料理名やお店の名前を検索すれば、出てくると思います。


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