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快楽の果てに

夕日がアパートの窓を橙色に染めていた。 「そろそろ、翼が来る頃かな…」 優香は、優香の居間のカーテンを引き開けて、夕焼けの景色を眺めながら静かな時間を過ごしていた。 翼氏の翼との付き合いはまだ半年。映像メディアの制作会社に務める翼は体格がよく、おしゃれで、笑顔が魅力的なイケメンだったが、ただ一つ、優香が気になっていた点があった。 それは、翼が坊主頭ということだった。 ピンポーン… 「あっ…翼また髪切ったの?」 玄関を開けると、そこには彼氏の翼が立っていた。 「うん。

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    • 女教師のいたずら

      舞台は公立高校 理科の授業を終えた安藤百合子は理科室の片付けを行っていた。 コツコツ…ヒールが床を弾く音が聞こえる。 百合子は教師には似つかわしくない格好をしていた。 身長は165cmと高身長で、赤いヒールを履き、黒タイツにミニスカート、その上から白衣を羽織っており、赤縁のメガネをかけていた。 髪は漆黒の前下がりボブ、角度のついたボブで、襟足は思い切り刈り上げられていた。前髪は顎のラインまで伸びており、ハッキリとした目鼻立ちとの相性は抜群に良かった。 そんな出で立ち

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      • 初恋は突然に

        太陽が高く昇り、空は硝子のように透き通っていた。 そんな日に、勝又智也(かつまたともや)は高校入試の試験会場に向かった。 「やっぱり、県内一の偏差値の進学校だからかな。すごい緊張感だな…」 中学3年生の勝又智也は、多くの人から「シャイで内気」と評される男子生徒だ。 智也は幼い頃から読書が好きで、知的好奇心はすべて本で補ってきた。 とりわけミステリー小説が好きで暇さえあれば、ミステリー小説を読み漁っていた。 この高校に進学を決めたのも、県内随一の収蔵量を誇る図書室がウ

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        • イメチェン願望

          翔太は自分の鏡像に目を細めた。鏡の隅には、先月取得したばかりのスタイリスト資格証が煌々と輝いている。 その隣には、オーナーからの祝福のメッセージが添えられていた。 しかし、翔太の心の中で一番輝いているのは、その資格が開くであろう扉だった。 その扉の向こうには、彼が最も欲望するもの、女性の髪を刈り上げる「瞬間」がある。 翔太は物心がついた頃から女性の刈り上げヘアに性的興奮を覚える刈り上げフェチだった。 美容師になって数年、刈り上げヘアに対する欲望は日増しに高まっていた。

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          運命の恋人

          結衣は、都内で暮らす29歳、都内広告代理店に勤めている。 黒髪が美しく手入れが行き届いている容姿端麗な女性だった。しかし、仕事に没頭していたため、ここ2〜3年は恋愛から遠ざかっていた。 会社の昼休み。結衣は会社の隣にある喫茶店でランチをとっていた。 いつもは静かな店内だが、今日は普段と違い、店内がにぎやかだった。周りを見渡すと、どうやら近くでイベントが開かれているらしい。 すると、スーツを着た長身の男性が結衣の前に現れ、座ってもいいかと尋ねた。 結衣はぐるりと周りを

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          刈り上げフェチのOL

          「長い間お世話になりました!」女性は腰まである黒髪を颯爽と揺らし、勤務先のビルを後にした。女性の名前はさくらといった。 さくらは、大学卒業後、有名な化粧品会社に就職し、8年間にわたって勤務していた。 さくらは入社時から独立を見据えて、真剣に仕事に取り組んでいた。今年で30歳になる節目の年、さくらはついに独立した。 自分でビジネスを立ち上げるという決意の背後には、もう一つの理由があった。 さくらには、これまで伸ばした長い黒髪を思い切り短く刈り上げたいという願望があった。

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