なむ

東京都出身。都内私立大学経営学部卒業。某音楽系企業のグループ会社で法人営業→IT系企業…

なむ

東京都出身。都内私立大学経営学部卒業。某音楽系企業のグループ会社で法人営業→IT系企業の代理店向け営業→大手保険会社の社内SE。 政治、経済、ビジネス、宗教、哲学、思想のような難しい話題から音楽、映画、スポーツ、ゲーム、アニメのようなポップなものまでいろいろ書いていきます。

最近の記事

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わたしと映画

最近インテリぶって政治の話をしてきたわけですが、ちょっとそういう固いテーマではなく趣味のテーマで真面目に話してみようかなと。 わたしは趣味があまりなく、今までいろいろ手を出してはすぐ飽きるの繰り返しで30年生きてきました。 その中でわりと続いている趣味が映画鑑賞かなと思っています。 子供の頃はよくハリーポッターとかポケモンとか観ましたが、あまり記憶には残っておらず。 中学生の頃に友達と三池崇史監督の「クローズZERO」を観たのですがそこでは映画そのものにはハマりません

    • 科学は感情論を超えられるかPart2

      たまに旧Twitter(X)をやっているととんでもない意見を目にすることがある。 そもそもSNSなんて経歴詐称もできるし外見だっていかようにも変えられるので何処の馬の骨かも分からない得体の知れない人間が発している情報を信じる方がいけないのだが。 ここ3年ほどで言えばやはりCOVID-19関連でデマが増えた。 ワクチンを打つと5Gにつながる ワクチンを打つと磁石にくっ付く ワクチンを打った実験ネズミが2年で死んだ (なおそのマウスの寿命は2年だった模様) ワクチンは製薬会

      • 映画感想文「ラストナイトインソーホー」

        Twitterでフォロワーさん達にオススメの映画を聞いていたところ本作を複数名の方に推薦してもらい鑑賞。 どのポスターもオシャレだったので3つも貼ってしまいました(汗) 「こんな内容かな」って思ったのが最後の最後までに全て覆されていい意味で裏切られたのでよりのめり込んだ。 2021年のロンドンと1960年台のロンドンが交錯するシーンはロンドンの街の光と影をネオン街が巧みに演出してその美しさがより不気味さを醸し出す。 また、この景色は日本人が思う理想のロンドンと現実のロ

        • 映画感想文「ザ・キラー」

          今週と来週で観たい映画が重なってスケジュールを立てていたら今日はわりと早めに仕事が終わったのでノーマークだった「ザ・キラー」を観ることにした。 デヴィッドフィンチャーの作品は細かい部分に考察を散りばめていていつも少し身構えてしまうので、フィンチャー作品をノリで観るのは新鮮だった。 クールな殺し屋がミスをしたことで命を狙われ、自分の代わりにパートナーが襲われたことで復讐をしていく話なので「ジョン・ウィック」感はある… のかと思いきや、話はいい意味で単調で静けさの中に繊細さ

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        わたしと映画

          映画感想文「福田村事件」〜元ネトウヨのノンポリが日本の闇と向き合う〜

          前回「ミュージアム」を観てからかなりの時間が経ってしまった。 しばらく体調不良や仕事の関係で映画を観れずにいたが、久しぶりに映画館で映画鑑賞。 TCGグループの年間会員の時期がラスト月だったのでギリギリ間に合ったテアトル新宿にて鑑賞。 この映画が上映されたのは2023年9月1日。 100年前のこの日にいわゆる関東大震災が発生した。 お昼時に起きた地震ということ、当時の日本が木造建築が主だったことが重なり大火災を引き起こして多数の死傷者が出た。 これは日本人が学校の

          映画感想文「福田村事件」〜元ネトウヨのノンポリが日本の闇と向き合う〜

          映画感想文「ミュージアム」

          2016年公開の日本映画「ミュージアム」をNetflixにて鑑賞。 Filmarksの評価を見ると「和製セブン」という言葉が並んでいる。 個人的にはセブンをカスっているけどやっぱり違うなーって印象。 前半は〇〇の刑が立て続けに起きてサイコスリラーやサスペンスの要素が強いが後半からオチにかけてはよくある胸くそミステリーって感じの感想。 終わり方的には「口裂け女」のような負の連鎖も感じつつ。 詳細は見てのお楽しみということで。 大友監督はのちに「るろうに剣心」や「レジ

          映画感想文「ミュージアム」

          近衛の側近達(前回の続き)

          近衛文麿についての記事が予想以上に長すぎて書ききれなかった部分があった。 それは近衛文麿の側近達である。 尾崎秀実や西園寺公一についてはゾルゲ事件に連座して逮捕されたことを書いたと思う。 ※ゾルゲ事件→ リヒャルト・ゾルゲを頂点とするソ連のスパイ組織が日本国内で諜報活動および謀略活動を行っていたとして、構成員が逮捕された事件。この組織の中には近衛内閣のブレーンとして支那事変を推進した元朝日新聞記者の尾崎秀実やこの事件で有罪となり廃嫡となった西園寺公一らもいた。 尾崎秀

          近衛の側近達(前回の続き)

          学校では教わらない近衛文麿の戦争責任

          ※今日の記事は一段と長いです。マジ長いです。 毎年8月になると、終戦の日が8月15日ということもあり戦争にちなんだ番組がよくやっているらしい。 わたしは滅多にテレビを観ないのでよく知らないがNHKの「映像の世紀」は唯一観ていてあれはなかなかいい作品だと思う。 日本の戦争については諸説あるが、だいたいは1931年に起きた満州事変から1945年8月15日に終戦を迎えた大東亜戦争までを「15年戦争」と言って主に特集することが多い。 その中でよくテーマに上がるのは「この戦争は

          学校では教わらない近衛文麿の戦争責任

          樋口季一郎と三度の奇跡

          第二次世界大戦中にナチスドイツに迫害を受けたユダヤ人に「命のビザ」を発行した杉原千畝は映画にもドラマにも、そして教科書にも載せられているので名前くらい聞いたことがある人もいるだろう。 だが、実は杉原千畝よりも早い時期に、かつ杉原千畝よりも多くのユダヤ人を救った男がいた。 彼はまた、戦況が不利の中で米軍に囲まれた島の人々の命を救い、そして終戦後はソ連軍によって侵略されていたかもしれない北海道の人々の命を救った。 そんな「三度の奇跡」を起こした男の名は樋口季一郎。 大日本帝

          樋口季一郎と三度の奇跡

          知られざる終戦後の物語

          先日、8/15ということで戦争について書いたが、実は戦争終結後にも知られざる戦いがあった。 前書きだが、日本の自衛隊には第十一戦車大隊という部隊が北海道にあった。 (現在はないらしいが) この部隊は十一という漢字を縦にすると士という字に似ていることから「士魂」という文字を戦車に刻んでいる。 実はこの部隊には実在したモデルがいた。 その話から始める。 日本は先に述べたように1945年8月15日を持って昭和天皇の御聖断とともに戦争終結をした。 しかし、北方領土の手前にあ

          知られざる終戦後の物語

          終戦の日に「戦争論」と「歴史の宿命」について考える

          今年も8月15日がやってきた。 昭和天皇が終戦の詔勅をお読みになられ、日本が大東亜戦争に敗れた日である。 わたしの外祖父は明治40年生まれで100歳で亡くなった。 終戦の時は30代後半だった。 身体が弱かった外祖父は徴兵検査に落ちて戦争には行かなかったが、仲良くしていた後輩が徴兵されて南方か満州で亡くなったと聞かされた。 靖国神社に初めていったのも記憶はほぼないが小学生に上がるか上がらないかの時だった。 他の記憶はほとんど覚えていないのに、なぜかハッキリ覚えている

          終戦の日に「戦争論」と「歴史の宿命」について考える

          本当の右翼とは

          ニュースを見ていると「北朝鮮のミサイルが飛んできて政府が遺憾の意を…」とか「韓国で慰安婦の像が建てられ…」「中国が尖閣諸島を…」と言ったように日本と近隣諸国を分断するような報道が流れる。 特に第二次安倍政権以降は親米派の内閣ということもあり、特に中国や北朝鮮に対して強気な態度が増え、マスコミ報道も政府に乗っかるように批判的なものが増えた。 そしてネットには「〇〇人は帰れ」「〇ね」「ゴキブリ以下だ」などと、日の丸アイコンや旭日旗アイコンの愛国者を名乗る人達によるヘイト発言が

          本当の右翼とは

          自分を発信する重要さ(前回の続き)

          前回、好きな人に振り向いてもらうためには清潔感を持ちましょう。清潔感とは体と心を健康に保つことです。ってことでゴールドジムに行け!と乱暴な記事を書きました。 いつもの原発だの安倍元総理だの歴史がどうのに比べて驚くほど反応が悪くて焦ってますが懲りずに続編です。 まあ何度も言うようにコンセプトは「誰も見てない」なので。 はい。前回も出したこの画像ドン。 前回話した内容は「選手タイプ」と呼ばれる清潔感や健康などのまあ人として出来てないとねっていう土台の部分でした。 今回は

          自分を発信する重要さ(前回の続き)

          好きな女性に「清潔感のある人が好き」と言われたら

          いつもやれ原発再稼働しろだのやれ昔の偉人は立派だっただの安倍元総理がどうだのと講釈垂れ続けてきたにもかかわらず。 ここに来て急に色恋トークかよと。 まあ「誰も見てない」がコンセプトなのでそんなツッコミもないと思いつつ思ったことを書いてみます。 「好きな子と付き合いたい」 「女にモテたい」 「BTSみたいに女子にキャーキャー言われたい」 こんなことを夢見る男子はいるかもしれない。 そして、そんな浮ついた気持ちを押し殺してカッコ付けて女友達に聞いてみたかもしれない。 「

          好きな女性に「清潔感のある人が好き」と言われたら

          忠義と武士道に生きた軍人・乃木希典

          「乃木坂」と聞くと皆さん何を思い浮かべるだろう。 東京都に住んでいる人やよく行く人なら東京メトロ千代田線にある、港区の一等地でもある「乃木坂駅」 あとは女性アイドルグループの「乃木坂46」 最近元乃木坂の人が俳優と写真撮られてましたね。 世界一嫌いな話題が芸能人の不倫と熱愛と結婚と離婚と訃報なのでしらんけど。 「乃木神社」なんてのもあります。 そんな乃木神社や乃木坂46の元になったのが乃木希典。 1849年12月25日に長州藩の小さな武士の家に三男として生まれる。

          忠義と武士道に生きた軍人・乃木希典

          人は誰しもアイヒマンになりうる〜「映画 小さな独裁者とミルグラム実験」

          1963年、アメリカのイェール大学の心理学者によりある実験の結果が公開された。 それはタイトルにもある「ミルグラム実験」であり、何の変哲もない一般国民を公募で募って「教師役」「生徒役」に振り分ける。 そして教師役は生徒役の人が何かミスをしたり規則を破ると微量なものから最大死に至る電気ショックを与える権限があった。 (もちろん実験なので実際の電気は流さず、生徒役はわざと苦しむフリをするだけでいい) すると初めは電気ショックを流すことに躊躇をしていたり、微量な電気しか流さな

          人は誰しもアイヒマンになりうる〜「映画 小さな独裁者とミルグラム実験」