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【緊急事態宣言で無料】戦時下の日本で、文章を愛する人たちにできること

いよいよ日本の7都市に緊急事態宣言が発令されました。対象区域に住んでいますから、私も1か月は巣ごもりの必要があります。ただ、基本的に取材をのぞいて、ライターの生活はあまり変わらないのではないでしょうか。

しかし、緊急事態宣言下の日本でも、文章を愛する人たちにできることはあります。今回はそれをみていきましょう。


日常を記録する

このnoteでもブログでもいいと思うので、ストック型の文章置き場に、日常のことを書き綴るのがいいと思います。このコロナ禍という戦時下において、私たち庶民がどのように暮らし、何を考え、何で笑って何で泣いて、生きているのか。それをツイッターなどの流れていく場所ではなく、じっくり読めてストックになるnoteやブログに書いていくと。

日常を記録するなんて、シンプルすぎて忘れているかもしれません。しかし、それほど価値のあるものはないのです。たとえば、親は子供の母子手帳を後から読み返すこともあるでしょうし、戦争で南の島に飛ばされた若者の日記なんて、絶対読みたいでしょう。

20年前、地下鉄サリン事件の被害者の人生をレポートした『アンダーグラウンド』(村上春樹)はその真骨頂です。めちゃくちゃ面白くて夢中になって読めますよ。

どうやって日常を書けばいい?

思ったように書けばいいとは思います。それでも日記の書き方がわからない場合は、三人称で書いてみるのがおすすめです。三人称で書くと、ちょっと文章が気取った、小説風の、しゃれた文に変化するんですね。

「いよいよ緊急事態宣言が出て、緊張感が高まる。人との接触を8割減らせと政府はいうけど、通勤電車に乗ってる時点でむつかしい。BCGが効果的との論文を今朝見かけた。期待が持てる」

「いよいよ国が緊急事態宣言を発布し、彼女の緊張感も高まった。人との接触を8割減らせと政府はいうけど、通勤電車に乗ってる時点でむつかしいと彼女は思った。BCGが効果的との論文を今朝見かけた。彼女は期待を抱いた」

ちょっと気取った文章になりませんかね。もしも文章がうまく書けないなら、自分を「彼は」「彼女は」に置きかえて書いてみると、また別の魅力を引き出せます!

そこまでしなくとも、この非常事態下で日常を綴ることは大きな必要性があります。文章にできる最大の価値は、実は市井の人の生活にあるのです。


*ポエム*

あとは写真ですよね。人のいなくなった町、そして家の中、、、これから1か月ほどの間に起きる私たちの日常、営み、変化、心持ちには、あとあと大きな価値がでます。ぜひ記録をしておきましょう!

だって、私も戦争中の日常を書いた日記とかあったら、読みたいですしね。クセの強いネット用語満載で書くのも、解読が難しかったり、時代を感じさせたり、あとあと読む人を困らせたりで楽しいかもしれません。

緊急事態宣言が出された翌日、あなたは何をして過ごしますか。私は個人的に何も変わりません。ただ、20年ほど前から仲良くしてもらっているお友達一家が、濃厚接触者となり心配しています。

職場を休むので有給だけでは限界があり減給、どこからも支援はない、周りに迷惑をかけたという心理的圧迫、そして自分と家族がかかっているかもしれないという不安・・・かなり追い詰められますので、くれぐれも予防を怠りませんよう。

私は工場を経営している親から在庫のマスクや除菌グッズが送られてきて、ネットスーパーも稼働中、非常に恵まれている環境にあり申し訳ないぐらいです。

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