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受注もがんばろう!フリーランスの現実と対処のためのnote

かつて「レールに乗った人生はつまらない」という風潮がありました。いわゆるフリーターブームです。友人は「正社員のボーナス含めても派遣と給料が同じぐらい」「派遣会社の正社員なんだよね」といって派遣社員になっていきました。フリーターがもてはやされて『派遣の品格』のドラマも。現在彼女たちは非正規雇用です。

時給労働は大変ですが、現代のフリーランスはもっともっと大変。だって少なくとも派遣だと1年は雇用契約があるじゃないですか。日雇い労働の方もせめて1日は仕事があります。しかしフリーランスは下手したら数時間で終わります。ライターなんて1時間で仕事が終わることもありますから、仕事にありつけてホッとできるのはたった数時間。これがフリーランス、ギグワーカーの現実です。

では、このギグワーカー的な不安定さを抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか? いくつかの方法が考えられますのでお届けします。
 
①    不安定を走り抜けて安定だと自分に錯覚させる
②    大きく売り上げて安定させる
 
上記2つは対立関係ではなく相補関係です。①は気持ちと態度の問題、②はテクニカルな問題です。精神論を書いても仕方ありませんから、今回は②について、つまり【良質な案件をもらうには】について書いていきます。
 
本noteはライターさん、そしてWeb制作屋さん向けです。(私はライターだけでなくディレクターもしているのです)中級者向けのちょっと難しいことも書いているので、本気度のために少し高いです。たとえば文字単価なら5円より下げず、ホームページ制作(Web制作)なら50万~300万円ぐらい。医療法人、弁護士法人、上場企業のBtoB制作など。
 昨今、ライティングは平均文字単価2円、Web制作は20万~50万円の世界なので、それより(価格的に)上の層を想定しています。
 
よく「技術も低いのに高い報酬を取っている」「先に始めて有利なポジションを築いただけ」と同業者からボロカスにこき下ろされます。私個人としては「高い報酬」をいただくのは技術とサービス品質でおいかける形がいいと思ってそうしているのですが、世の中は安売りといいますか「報酬安いなあ・・・」と思いながら渋々受注している方が大多数なのかもしれません。
 
高額で受注する方法なんてものがあったら夢のよう。残念ながら魔法はありません。それでも私が個人的に試行錯誤した上でたどり着いた、ある程度の真実(というかそれに近しいなにか)があります。

以降、解説です。


良案件を決める要素 

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