🐻『推し』と『好きな人』は、違うねんてば！

先に結論を書くと、
私的には、
【（先生とか先輩とか、友達とか）リアルの人に使う「推し」っていうのは、「好きな人」って意味ではなくて。「好きでいたい人」って意味だ】と思ってる。

だから、「リアルの推し」＝「好きな人」ではないし。
推しのことは好きでいたいので、好きになることはないのです。
（詳細は最終段落）

「推し」＝アイドルに使うもの　って思ってるそこの、おじさん・おばさんへ

そもそも「推し」って、いつから使うようになったっけ？
と、思って、調べてみたところ。
こんな記事を発見。

https://note.com/56felicidade/n/nb84901093e97

グーグル検索の頭に、noteが出てくるって、ほんとにnoteの市場ってすごい。感動。
記事によると、
発祥は90年代。
ユーキャンの流行語にノミネートされたのは2011。

２０１１？えぇ？ ワタシ12歳？

当時、何が好きだったかあんま覚えてないけど。
（スマホもPCも持ってなかったもんねー。TV見てるだけだったし。普通に、嵐とかが好きだったかなぁ？あ、踊ってみたとかも、好きだったかも？りりりちゃんとか、あおいくんとか。）

でも、それらを推しとは呼んでなかった気がする。

高校のときは、
M!LKとか、超特急とか、神木隆之介（が演じてるニノマエジュウイチ）とか、志尊淳（が参道高校合唱部ってドラマで演じてる役とか）、綾野剛（が空飛ぶ広報室で演じてる役とか）が、すきだったけど、
それも推しとは呼んでいなかった気がする。

リアルについても、塾のチューターさんに爆推ししてる人いたけど。
当時それを推しとは呼んでなかったな。

てことは、私が「推し」の概念をインプットしたのは、
ゆって、ここ５年ぐらいか？

今は、アイドルだけじゃなく、
俳優さん、声優さん、キャラ、先生、先輩、後輩、とかにも、
使うようになったじゃないですか。

でね、

リアルの人への推し＝好き、ってことでしょ？

って言うおじさんいますけど。

いや、違うよ？
リアルの人だとしても、推しは、推しぞ？？
と思いますね。

推しのことは好きだから、好きにはならないです！

冒頭にも書いたように。

リアルの人に使う「推し」っていうのは、
「好きでいたい人」って意味で使っている。

それはつまり。

アイドルに言う推しと同じように、
「届かない」とか
「見てるだけで幸せ」とか
「好きー！って言って、キャーキャーしてるのが楽しい」とか
「推しの幸せが私の幸せ」とか、
そういった感覚が、リアルの推しにも存在していて。

崇拝している的な、神的な。
届かないから良い的な。
裏を知らないから良い的な。
分らないところは、良いようにこちらで補填して、妄想します的な。

そういう感覚。

塾に行ったときに、優しく出迎えてくれる推しのチューターさんが、大学でどういうサークルに入ってるとかは、別に知らなくて良くて。
塾で、優しく、話しかけてくれて、「わーい嬉しい！」って思うだけで良い。

コンビニにいる推しの後輩バイトくんが、高校で何部かは、どうでも良くて。
バイト中に、キラキラ働いてくれてたら、それでシフトは楽しい。

顔がかっこ良い推しの先輩とは、別に話せなくて良い。
遠くから見て、顔かっこよければ、それで良い。

推しのことは好き。
でもその好きは、憧れや概念としての、崇拝的な好きだから。
生々しい、血の通った好きとは別物である。

もし推しに近づいて、裏側を見て、推しが推しじゃなくなったら、推せなくなるので悲しい。
「推しは推せるときに、推せ」という教訓があるように。
自滅して推しを減らしにいくのは、本望ではない。

推したい。ってのは、
「好き」というより、
「好きでいたい」
という感情に近い。

だから、「リアルの推し」＝「好きな人」ではないし。
推しのことは好きでいたいので、本気で好きになることはないのです。

もちろん。
アイドルは、
「好き！」に「ありがとう」を返す職業で。

リアルの人は、そんなことは職責ではないので。

好きなだけ「好き！」を伝えてよいのがアイドルで。
リアルの人には安易に好きを言うわけにはいかないが。
思ってるだけなら勝手なので。
いろんな場所に適度に推しを作って、
毎日がちょっとでもルンルン出来るようになればそれで良いやん？って、思ってます。

（おわり）