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教職課程の挫折

名もなき学生です。

 実は私1回生のときでしたが教職課程(商業)を受講したことがあります。
しかし私は教職課程を挫折しました。そのことについてお話します。


教職課程への誘い

 最初から教職課程を志望していたわけではありません。高校3年に大学のオープンキャンパスで説明されたことです。

「この大学では教員養成にも力を入れています。平成〇〇年に〇〇教育大学と提携を結びこれまで商業と情報の免許しか受けれませんでしたが〇〇教育大学大学院に進学すれば商業、情報以外の教科も免許交付することができます。」

 実際そうなのです。この大学は国立の教育大学と提携を結んでいます。この連携では院試の試験が一部免除になったり宿舎への優先入居など優遇されてるのです。実際私の1学年の卒業生はその大学の大学院に進学しています。

 私は教師になるというよりは大学院に関心を寄せるようになりました。所謂学歴ロンダリングができると思っていました。つまり教師になりたいから教職をとるのではなく大学院に行きたいから教師になるという一般人にとっては理解しがたいものです。
 しかし僅かではありましたが教員を目指したいという気持ちもありました。高校時代の担任に長くお世話になったからです。

 とりあえず教員になるかは別として免許を取ろう。こうした理由で教職課程に進むのでした。


苦難と挫折

 まず教職課程は卒業単位には認められません。なので卒業単位に加え教職課程の単位も履修しなければなりません。きついですね、それでも覚悟を決め1年後期、いざ教職概論という授業を受けましたが教職の実情は厳しいものでした。それに当たり前ですが教員免許状は教育実習を受けなければ免許は公布されません。これが非常にネックです。閉鎖された人間関係、劣悪な労働環境、長時間の労働時間。実際実習に行ったOGは帰れるのは21時過ぎとお話されそこまでなりたいかといえばなりたくない。さらに1番の理由はやりたいことが見つかったからです。1年の冬に2年次からのゼミ配属に向けた研究室訪問があり今の担当教員と出会いました。その担当教員の授業では高成績だったので教育よりはその分野で頑張った方が自分のためであると考えたからです。2年に始まる前に教職課程辞退届を提出しました。

その後の私

 その後はその研究室に配属となりました。教職への未練はありません。勿論今教職を頑張っている学生には尊敬をしています。これからも応援したいと思います。

余談:やりたいことが見つかった

ちょうど書いてるときにこの記事が見つかったので余談として聞いてください。記事の中で教員にならない進路を選んだ学生に理由が書かれていました。

うち学校教員にならない進路を選んだ学生に理由を複数回答可で尋ねたところ、77人が回答。「他にやりたい仕事が見つかった」が88%と最多。「休日出勤や長時間労働のイメージがある」が79%、「職務に対して待遇(給与等)が十分でない」が64%だった。

朝日新聞2023年11月6日

他にやりたい仕事が見つかった

 私はそれはそれでいいと思います。教員免許を取得したうえでほかの分野で活躍したいという気持ちは尊重されるべきだと思います。むしろ教職課程でのメリットは「人前で話せる」というスキルが身につけれると思います。途中で投げ出した私が言うことではありませんが無駄ではないと思います。ぜひ教員を目指している方はいろんな情報を集めながらどんな姿であるかを想像して励んでほしいと思います。

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