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【連載5】結婚したくてしょーがない20代女から、大恋愛を経て、結婚なんてどーでもいい30代女になったはなし

つらくて元恋人に電話したら、いつでも話を聞いてくれて、前向きなアドバイスをくれた。付き合っていた頃と同じように。

月に一回、飛行機の距離を帰って元恋人にあって、友達にあって、なんとか気持ちを保ちながら一年ほどその仕事を続けた。

でも、結局会社が合わないので前の土地に戻ることにした。前回の転職活動以来登録したままの転職サイトでブラックそうな企業が声をかけてくれて、ぼんやりした頭で内定を受諾して、また引っ越しをした。

新しいところは想像通りブラックだったけれど、スキルがつきそうだったからしばらく頑張ることにした。なんとなく元恋人と一緒にいることになって、また付き合っているような感じになった。

それでも同僚のなんとかさん、つまり新しい彼のことは忘れてはいなかった。書いていなかったけど、前の会社にいるとき、一度だけ会いたい、と強く念じたことがあった。その日の夜、メールアドレス変更のメールがきて、目を疑った。少しメールをやりとりして、新しく買ったスマホに入れたLINEの交換をした。その後メッセージのやり取りはなかった。

あれから1年。転職先のブラック企業で働いている時、新しい彼をまた強く思い出した日があって、もう一度、会いたいと念じた。その日の夜、暇つぶしにネットを見てるときだった。LINEに連絡がきた。「元気ですか?」。またしても目を疑った。

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