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夫、自閉傾向という気づき。

夫の自閉傾向に最近やっと気づいたこと。もしかしたら「カサンドラ症候群」になっていたかもしれない。

出会って20年、子供2人も発達に特性を持っていて、私は療育の仕事をしているのにもかかわらず、最愛の人の特性に気づいてあげられなかったこと、申し訳なく思っている。

私達は仲良し夫婦ではあったけれど、時々無言の喧嘩をしていて、その度に「今度こそお別れなのかもしれない」と腹をくくっていた。夫はどう感じていたかは分からないけれど。

1番腹が立ったのは、「分かってもらえない」ということ、共感力が人よりもちょっと低い、最愛の人に自分のこと分かってもらえないってけっこう辛い。腹が立つというより、夫の首を絞めてやろうかと思う程の怒り。この怒りの正体は「寂しさ」なんだけどね。「最愛の人に分かってもらえない寂しさ」

例えば、HSPの私に向かって「HSPだからってオレが我慢しなきゃいけないの?」と言われたり、話題をすぐに変えられたり、夫が仕事で疲れている時は、私を空気のように扱ったり、(私ここに居るんだけど)。

日常で困ったことは、夫の出すスプーンと食器の当たる音が、聴覚過敏気味の私にとっては耐え難いものだった。義母に対して「どんな育て方したんだと」腹が立っていた。けれどこれも特性だった。手や指先の力の入れ方が強かったり、弱かったり不器用なだけ。これも言い難かったけれど話合って、木製のスプーンを買うことにした。音が緩和されるはずだから。

それから、休日の予定が未定だと不安がる夫。これも典型的な特性なんだけれど、私の予定(希望)は曖昧で、でも私に合わせてくれていたから全く気づけなかったという、、、嫌とは言えなかったのか自分が我慢すればいいとでも思っていたのか、新聞の勧誘も断われなかったことがある夫。(オイオイ!!私がクーリングオフしましたが)

でもいいや。私は夫に今も恋をしているから譲歩する。100歩譲ってなんぼ。でも結婚に執着せず離婚する時は明るくさよならしようと思っていた。

何故こんなにも夫が好きなのか分からないけれど、喧嘩中でも「優しい目をしてるな~」と見惚れてたり、「この声好きだな~」って感じたり、ああ感覚的に愛しているんだろうなって。この縁は何なんだろうって。

夫は、思考も浅くて、友人も極端に少ないし、今までずっと一つの仕事を続けているし、(新しいことをするより、人生のルーティンのような感覚で続けられている)味覚、嗅覚が鈍かったり鋭かったり。本人はA型は几帳面だとアピールしていたけれど、これらは自閉傾向だよと私は思った。本人も自覚している。

これから本当の夫婦になるんだなと感じて、嬉しく思った。夫は私をちゃんと愛してくれていた。ただ不器用なだけだった。

これから、もうちょっと内省して夫婦関係に役立つものをまとめていこうと思う。


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