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運動習慣ゼロだった僕が初めてマラソン大会に出た話

2024年4月、人生で初めてマラソン大会なるものに参加した。熱心な運動部に所属したこともなく、なんならわざわざ道を走り続ける駅伝等の類を揶揄する心も正直もっていた。
そんな僕が初めてマラソン大会に出場したということで、自分のための記録として感想をしたためておくことにした。

個人的な雑記ですが、よろしければお付き合いください。


1.なぜマラソン大会に出たのか

そもそもなぜマラソン大会に出ようと思ったのかというと、2023年の1月から始めたジョギングの一つの目標として設定したから。無目的で走り続けることもできなくはないけど、せっかくなら何かイベントごとに絡めてみるのもおもしろそうだと思った。

さて、マラソン大会といっても初めからフルマラソンを走れるわけがない。とはいえハーフマラソンも厳しそうだな…もう少しミニなイベントはないものか…と探したところ、故郷山梨県で行われている「桃源郷マラソン」なるものを発見した。

桃源郷マラソンは僕のガッツリ地元、山梨県南アルプス市で毎年開催されているマラソン大会だ。ファミリー向けの大会ということもあり、最長のレースでも10キロでちょうどよい。名前もかっこいいし、家から開会式の会場まで徒歩で行けなくもない、よしここだ!と意を決して申し込みをした。

申し込みをしてからは、毎週末に10キロ走るトレーニングを敢行。とにかく止まらずに走りきれるようにはなっていた。

2.マラソン大会当日

ジューズやウェアを売っているテントがある

マラソン大会当日、受付を済ませ会場をうろつく。開会式や受付、スタートの会場になっているのはすごく大きな公園で、たくさんの出店が出ている。マラソン大会らしく、ランニングのグッズもたくさん売っている。バナナやドリンクを無料で配布しているテントもある。これはすごいお祭りだと思った。

芝生に腰をおろし、ストレッチをする

広い芝生でストレッチをした。いい天気でランニング日和だ。暑すぎて熱中症にならないか心配だ。

スタート地点へ向かう。スタート地点にはもうすでにすごい行列ができていて、多くの玄人っぽい人たちが足首を回したり、スマートウォッチの設定をしたりしていた。

スタート地点は、大体目標タイムに合わせて区切られていた。30分くらいの人はこの辺、1時間台はこの辺、みたいな感じだ。
僕はこれまでの練習で10キロを大体1時間くらいで走っていたので、1時間台のエリアに何となく並ぶ。

走り出す。
気温はぐんぐん上がっており、これまでの練習よりも暑い。
でも、公道を車を気にせず、たくさんの人と一緒に走る。これは大変気持ちが良い体験だった。
遠くには幼少期より見慣れた山々が見える。

走っている人々に目を向けると、本当に様々だった。ガチのランニングウェアやどこかのマラソン大会のTシャツを着ている人、普通のジャージで参加している人、学生や老人が同じ方向に向かって走っていた。
これは正直異常とも言える光景だった。
こんな催し物が身近なところで行われていたとは…。住んでいた頃は全く目も向けなかったが、まだまだ地元にも楽しいものがたくさんあるなと走りながら考えた。

レース後半、桜並木(だった所)を走り抜ける。ここからゴールまではほとんど下りだけ。体力的にもかなり余裕があったので、今一度周りの風景を見ながら走る。
沿道では、老若男女様々な地元民が応援してくれていた。
こんなにたくさんの見知らぬ人に応援されるという経験も初めてだった。

ゴール。
タイムは練習とそこまで変わらず1時間ほど。ペースは気持ちゆっくりめといったところだった。
ゴール地点には配偶者と両親が待機しており、各々労ってくれた。
その後はあっけなく、とにかく暑いため実家へと急いだ。

3.おわりに

以上が初めてのマラソン大会に寄せる個人的な感想だ。
マラソン大会に出てみて得た気づきはたくさんある。

  • 健康的なお祭りといった感じで楽しい

  • 公道を走れるの気持ちがいい

  • 応援されるの嬉しい

  • 練習してきたことを発揮できる場としてよい

普通のお祭りにはうるさい子どもや輩のような大人が多いと感じるため、あまり得意ではない。その点、マラソン大会はみな、走るという目的で集まっているので、ある程度健康的な雰囲気がしている。
また、普段は走ることができない車道を思いっきり走れるのもよい。広い空間を風を切って走る感覚は大変病みつきになる。

これからもランニング自体は続けていくつもりなので、次なる目標が必要だ。次はハーフマラソンを目指してみようと考えている。
マラソン大会のために訪れたことのない土地を目指すのも楽しそうだ。
この年になって新しくガッツリ楽しめる趣味ができたことは、喜ばしいことだ。

おすすめのマラソン大会があったら教えていただきたい。

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