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【消費税増税対策】キャッシュレス決済・ポイント還元の準備は?(2019.9.25.現在)

2019年10月から始まるキャッシュレス・ポイント還元事業、勘違いしている人が多いです。どの買い物でもポイントが溜まるものではないですよ!

ポイント還元になる店は? キャッシュレスってどれが使えるの? など、内容と探し方を確認して、必要な準備を整えましょう。

まずは加入済の決済手段を確認です。登録が必要かチェック。

新しいサービスは必ずしも必要ではありません。交通系ICや銀行のキャッシュカードなど、いろいろなサービスが対象になっています。

ポイント還元の基本

キャッシュレス・ポイント還元事業は、2019年10月の消費税増税(8%→10%)後の消費落ち込み対策の一環として実施されます。

2019年10月から2020年6月までの期間、一定の条件でキャッシュレス決済を使うとポイントが還元されます。

ポイント還元額はこちら。
・中小・小規模事業者:5%
・フランチャイズ加盟の中小・小規模事業者:2%
・コンビニなどの直営店:国の事業の対象ではないが、自前で2%にするチェーンが多い

通販も対象です。大手モールに参加していても、中小・小規模事業者の店なら5%還元になります。

準備1)ポイント還元の店の探し方を確認

どの店でポイント還元が受けられるのか調べる方法があります。

1.ロゴマーク:このロゴマークがあるお店

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2.公式WEB「使えるお店を探す」で登録加盟店をチェック 

9月20日から、ポイント還元が受けられる店(独自ポイントは除く)を検索できるようになりました。

PCの地図検索はこちら

スマホ用のアプリのダウンロードはこちらから

その店で使えるキャッシュレス決済の種類も記載されています。

使える店はまだ少ないです。9月5日段階でポイント還元策への参加申請は条件を満たす会社の1/3で、しかもその多くがまだ登録中ということなので、こまめにチェックして使うのが良さそうです。

このほかに、独自のポイント還元・値引きキャンペーンをする会社も出てくると予想されています。コンビニの直営店がフランチャイズ店と同じく2%値引きするようなケースです。

ポイント還元を受けられるのは登録済の中小の店だけ!

ちなみに、この制度でポイント還元を受けられる店は、以下を満たすことが条件です。

・店がキャッシュレス・ポイント還元事業に加盟(登録)していること

・中小・小規模事業者であること。お店で多い小売業・サービス業だと、資本金5千万以下の会社、または従業員100人以下というのが要件です。製造業・卸売業はもっと厳しい要件になっています。

・保険医療機関・薬局などは対象外

準備2)キャッシュレス決済ってどれが使えるの? 必要な登録をチェック

対象となる決済手段は、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード。

こちらのサイトでどのサービスが使えるのか調べることができます。

主なサービスは以下のPDFにまとめられています。事前準備の有無も書いてあります。
https://cashless.go.jp/assets/doc/major_services_typeA.pdf

決済手段は主要なサービスが登録されていて、だいたい使えそうです。

・デビットカードに注目!

デビットカードは、銀行のキャッシュカードがそのままJ-DEBIT(Jデビット)として使えます。意外にこれが使える店が多いです。

VISAなどのブランドが付いているデビットカードもありますが、ごく普通のキャッシュカードがJ-DEBITで使えます。

銀行口座があれば、準備も残高不足にならないようにするだけで簡単です。

ゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行など、一部の銀行では事前手続が必要です。下のサイトでチェック。

電子マネーは、交通系(Suicaなど)や、nanaco、WAON、楽天Edyなど。

QRコードは、バーコード決済とか、スマホ決済とも呼ばれます。「〇〇ペイ」という名前のサービスです。

・事前準備が必要なサービスもある

交通系電子マネーを中心に、還付を受けるのに登録が必要なサービスがあります。持っている決済手段はチェックして準備しておきましょう。

首都圏なら、Suicaは「JRE POINT WEBサイト」登録、PASMOは「PASMOキャッシュレスポイント還元サービス」への登録が必要です。PASMOの登録は「メトポ」などの鉄道ポイントとは別なので注意。

「ポイント還元」か「請求からの値引」か

「ポイント還元」という名前ですが、還元方法は使う店や決済方法によりいろいろです。

コンビニは、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなど、大手を中心に、レジでその場で値引きする会社があります。

クレジットカードの還元方法もいろいろです。主な会社の情報は以下のPDF参照。
https://cashless.go.jp/assets/doc/major_services_typeA.pdf

ポイント付与のカードのほか、イオン、セゾン、JCB、三井住友VISA、UC、MUFGなど引き落とし時に値引き(相殺)するカードもあります。

ポイント還元の対象外の商品・サービスもある

キャッシュレス・ポイント還元事業には一部対象外の商品・サービスがあり、車、新築住宅、商品券・プリペイドカード等は対象外です。

尚、タバコはポイント還元の対象です。10月から値上になりますが、コンビニで買えばほぼ今と同じになる見込みです。

キャッシュレス情報をチェックして得しよう

キャッシュレス・ポイント還元事業は、10月から始まった後にも登録店が増えて、動きがありそうです。

一番期待しているのは、事業者による独自の上乗せなどのキャンペーン。

QRコードでは、PayPayや楽天ペイがすでに独自のポイント付与キャンペーンを発表しています。

クレジットカードでもJCBがキャンペーンを実施中。

今大きく変化しているキャッシュレス決済は、勢力拡大を目的にした大型キャンペーンを時々実施しています。政府のキャッシュレス・ポイント還元事業に合わせて、今後の動向も注目です。

第一弾としてまずは、行った店で&持っているカード(かスマホ)でもらえるキャッシュレス・ポイント還元を取りこぼさないように準備をしておきましょう。

いつも行くお店、自分の持っているカードやスマホ決済などを、ご紹介したツールで確認して、登録などの準備を済ませて折角のチャンスを活かしましょう!

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