白濁の窓から
そよいでは鰭の四月を木と匂ふ
階段に空気を点し蜂の輪は
○
街だった手紙つづける眼をずっと
歌が野となる記憶から匣が建ち
名の海は遠いわたしを噴水し
○
垂れて木は郵便的にうつくしい
○
風化する玻璃の季節を手がとほり
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そよいでは鰭の四月を木と匂ふ
階段に空気を点し蜂の輪は
○
街だった手紙つづける眼をずっと
歌が野となる記憶から匣が建ち
名の海は遠いわたしを噴水し
○
垂れて木は郵便的にうつくしい
○
風化する玻璃の季節を手がとほり
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