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圧倒的に上達を感じる、文章を読むときの“困った”を解決!~学びnote~

こんにちは。毎週木曜日は~学びnote~です。
声を使ったお仕事をしたい人
人前で喋る機会の多い人
プレゼンの機会がある、読み聞かせのボランティアをしいている、
配信をしているけれど、もっといい声で!と思っている人
自分の言葉で表現をしたい人
どんな方にも、手助けになることを願って始めた~学びnote~です。

今回で5回目の記事です。
1回目は「いい声ってどんな声だろ」
2回目は「人前で喋るときの緊張について」
3回目は「声と身体の関係について」
4回目は「滑舌について」(音声ダウンロード有り)です。

文字が多いので疲れちゃうかもしれませんが、ご興味ある方はどうぞ他の
~学びnote~にも触れていただけると、ありがたいです。

今回の~学びnote~は過去4回の学びとは少し違ったアプローチです。
このテーマは絶対書きたいなって思っていたものです。
これが分かればアナウンスや声優の専門学校へ行って勉強をしたことがない人でも、「おっ!」と人から言われる読みができるかもしれません。

それにはまず思い出してもらいたいことがあります。
昔、国語の授業で教科書を読むのが上手い同級生いませんでしたか?
思い返してみてください。
なぜ、うまいと思ったのか。

すらすら読めてる
聞き取りやすい
適度な速さ

これらの条件は◎だったんじゃないでしょうか。
反対に、文章を読むことが苦手だなと思っていたあなたは
なぜ、苦手でしたか?
前提として、「苦手だった」としていますがそうじゃない人は
立ち止まって、ちょっと考えてみてください。
“文章を読む”ことを。


“音”
キーワードは“音”です。
根本的に音に対して何かしら、良いもしくは悪いイメージがある。
それから、わりと音に対してフォーカスされることがないままに今まで生きてきた。
自分から出る音に抵抗感がないとか、自分も含めて周りにいる人たちがお喋りであるとか、音楽が流れていることが普通な家庭環境だとか、
逆に、音にものすごく敏感だとか、自分の声が嫌いとか、自分にとって苦手な音環境を持っているとか・・自分の出す音を笑われたことがある・・とか

“音”は生活に密着しているので、自分から音を発する(鳴らす、出る)ときは異様に恥ずかしさを感じたり、緊張したり、
何だか乗り越えないといけないものがあるように思ってしまう。

けれど、人間って何かを表現したい生き物だからこそ、これまでの環境に苦戦しながらも挑戦するんだと思うんです。

これからはそんな部分も多様性を感じさせる時代であってほしいなと、思うのです。
だからこそ、良い導きやお手本、可能性や道を選べるといいなという考えにいたって今、この~学びnote~をひっそり、こっそり書いているんです。

ここで伝えたい「たかが音読」、「されど音読」です。
絶対に書きたいなって思ってたテーマ。
今の世代の子どもたちはどうでしょう。音読をする機会はあるのでしょうか。
ココからは私の私見が中心の話になります。
私は、“音読”には、特にテクニックなどは必要はないと考えます。
なぜなら、“音読”は自分の為にすることだから。
先生から「音読をしてください」と言われているのであれば、
上手に読むのではなく、自分がその文章を理解すべく読むことが大切である、というわけです。

ただ、ココもポイント!という部分があります。

日本語は、一拍一音なので音で出すと気持ちがいいんですね。
五・七・五
五・七・五・七・七
とか
「あ」→一つの音符♩に一個の語。
詩の朗読などは、声に出してみてその気持ちよさに気が付く場合もあります。
言葉には、温度もリズムも存在するので
それを感じながらお手本として読んでくれる人の音読は、子どもも大人も関係なく、文章を理解する以上にイメージ(五感)に触れられるんです。

テクニックはいらない、といいつつそれはテクニックに入るのでは?
違います。

国語の問題で昔「作者の意図」を問われたことあるでしょう。
で、「そんなのは作者にしかわからない」と揚げ足取りみたいなやり取り、したことないですか?私は、あります(笑)
だけど、そうですよ。とある作者のとある作品を音読するのに
どんなにテクニック?があっても作者が書いたもの以上のものは伝わらない、伝える必要がない、そのように思います。

もしも朗読としてのテクニックで、作者の意図+αがつたわるとすればそれは、読み手の感情や演出、脚色でしょう。
“音読”と“朗読”この二つは目的が違います。


文章を読むのにテクニックはいらない。
ではなぜ、しっくりこない。
下手くそだと思うのか。

その原因は・・・クセ。

上のほうで、環境のお話をしましたが
小さいころからそれぞれの環境で国語・算数・理科・社会・英語
などお勉強をしてきましたよね。
“音読”は国語でやりますが、目的は読んで理解することで、
“読み方”ではありません。
今、音読の宿題は出るんでしょうか。息子の小学生のころはありましたが。
時間がないから後回しにされがちな、音読。
親が何をいうわけでもない、音読。
・・・勿体ない(; ・`д・´)

大人になって、自己PRやプレゼンをする機会を得てリスキリングすることも多い、話し方や読む技術。
まるで、授業はあったのに、喋ることができない・・逆に苦手意識だけ植え付けてしまった英語みたい。

喋りなれているはずの日本語で、読むとまるでダメで・・・
いや、ダメだとも思っていないことの方が多いともいわれます。
喋りなれた、読みなれた言語だからこそ今更学ぶものでもないと思っている人にこそ、おススメしたい。

ちょっとした差で、圧倒的に聞きやすくなる読み方!あるんです。
えらく前振り長かったので、ごめんなさい。
早速始めます。

これをしていると

もしかしたら下手に聞こえちゃうかも


①助詞を立てて読んでませんか?

なぜ助詞を立てて読むのか。
これは大きな要因として大人がそう読んでいることが多いから、と推測します。
まず、助詞を立てるの説明ですが
分かりやすくいえば一番音が強い部分です。
そして、もっと勘違いしている過ちがここには潜んでいると考えます。

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