![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79552441/rectangle_large_type_2_a70a996f813347fde4cf2be706c8561e.png?width=1200)
男女雇用機会均等法1年目の配送センターのアルバイトの事
高校2年生の夏休みだけ、百貨店の配送センターで荷物の仕分けのアルバイトに行きました。
お中元期だけの募集でした。
昭和61年から、男女雇用機会均等法が施行されました。男女雇用機会均等法とは、男女の差別をなくそうということを目的として、作られた法です。
募集の時点で、性別で区別することはできなかったと記憶しています。
配送センターのアルバイトですが、女子も採用されました。
倉庫のようなところで、ベルトコンベアーに流れてくる荷物の住所の番号を見て、分けていくのです。荷物には、軽い小さいものから、瓶ビールの20本入りのケースまで、流れてくるのです。
女性の採用は初めてでした。
トイレも、その倉庫に男性用しかなかったので、急遽、その中の1つを女性用にしていたのを覚えています。
現場の方は、戸惑っていました。
みなさん、とても優しかった。
私が、ビールを持とうとすると、急いで、来て、運んでくれました。
申し訳ないから、頑張って運ぼうと、走っていくのですが、
大学生の男性のアルバイトの人たちは、
「軽いの、選んで運んでいいよ」と言ってくれました。
女の子に、こんなしんどい仕事させて、申し訳ないと、社員の方は、言っていました。こちらこそ、お役に立たなくて、申し訳ないと思っていました。
時給も同じなんですよね。性別で変えられないので。
腑に落ちないものがありました。
無事、期間を終えて、お給料をもらった時は、やり終えたうれしさと、安堵でした。
夏の半分、外のような倉庫で、汗だくで、3時の15分の休憩は、みな、仮眠していました。私も、寝ていました。それほど、体力的にしんどかったです。
その年しか、しらないので、あれから、どうなったのか。
男女差別は、ダメだけど、体力的に、適応っていうのは、あるよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?