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インクルーシブ教育どころではない教員不足の深刻さ

インクルーシブ教育についての記事や、東京大学・バリアフリー教育開発研究センターなどのセミナーを拝聴して、たくさんの教育関係者や、保護者が、今の教育をよくしようと動いておられることはよくわかる。それでも、状況はよくなってない。悪化しているように思われる。例として、特別支援学校の生徒数の増加、不登校児童生徒の増加、病気のために休職中の教員の増加、教員不足の問題。

このように、尽力されている方が、まだマイノリティーなのだろうか?文部科学省がそういう考えも持っていないのだろうか?

もっと根本には、物理的な人材の不足がある。人が足らない、するべき仕事が多い、その場合は、見落としがあり、細部まで注意が行き届かない。気づいても、目をつぶるしかない時もあるだろう。

以前、レストランで働いていた時、人が足りない日は、掃除も行き届かず、お客様からのクレームも多かった。目の前の事(例えば料理を運ぶ事)に精一杯で、おもてなし、気配りは、二の次になってしまう。
それと似ていると思う。教師も子供のためにしたくても、できない。

知り合いに聞いたら、担任が精神的な病気で休んでも、先生の補充はなく、他の先生や、教頭先生たちで、授業を担当するのだという。

まずは、その土台を固める必要がある。だが、どうやって?難しい課題である。

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