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【9/15/20】アメリカの注目すべきトレンド:サブスクリプション管理アプリ、スマートノイズ、オンライン外国語学習サービス

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サブスクリプション管理アプリ

truebill 人気動向

2015年に創業されたサブスクリプション管理サービスTruebillはコロナ中に注目を多く集めている。同サービスはユーザーの銀行口座やクレジットカードの明細を参照し、定期的に支払いが起きているサブスクリプション型サービスの管理を行う。ユーザーに対し、支払が行われているサブスクリプションサービスの中で不要だと思われるものを提示したり、解約手続きの代行サービスなどの機能が備わっている。

Netflix、Amazon、Spotfiyなどのサブスクリプションサービスの普及につれて、様々なサブスクリプションサービスを購入している人は増えている。その中で、支払っているサブスクリプションサービスの存在自体を忘れる人も多い。アメリカでは、サブスクリプションサービスに対して月80ドル程しか支払っていないと思っている人が、実際には月240ドルの支払いをしていることなども分かっている。またイギリスでは、消費者の未使用のサブスクリプションサービスの合計金額は年間250億ポンドだと見込まれている

Truebillの他にTrim、Bobbyなど、サブスクリプション管理機能を提供しているサービスは存在し、決して新しいコンセプトではない。しかし、OOO層向けや、OOO業界に特化し、よりパーソナライズされたサブスクリプション管理サービスは新たなコンセプトであり、ビジネスチャンスがあると考える

<参考企業>TruebillTrimBobby

スマートノイズ

スマートノイズ 人気動向

ビデオ会議中にノイズ抑制(英語でnoise suprression)のソリューションを求める人、会社はここ1年で急増している。コロナ渦による在宅勤務の一般化により、ビジネス会議中に周囲の音を抑制したい人が増えていることが主な要因だと考える。

ノイズキャンセリングヘッドホンを利用して相手の声を聞き取るのが従来的なソリューションであるものの、今は雑音を消すAI技術の利用も高まっている。この分野で最も興味深いスタートアップは「スマートノイズ」のSaaSを提供するKrisp。同社の技術はAIを活用して人間の声とそうでないものを区別し、リアルタイムで雑音を消すことが可能なため、会議中の発言者の音声がより明瞭に聞こえるようになる。

ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議プラットフォームは独自のノイズキャンセル機能を提供しているものの、Krispのソフトはどのプラットフォームとでも統合することが可能であり、複数のプラットフォームを利用するユーザーに対して便利である。尚、Krispの技術は他の企業に比べ高品質であり、現在600社がKrispのソフトを利用している。同様のサービスを提供するプレイヤーは決して少なくない一方、「スマートノイズ」の技術は現在まだ伸びている過程である。

<参考企業>Krisp

オンライン外国語学習サービス

preply 人気動向

ウクライナ発のオンライン外国語学習サービスPreplyに対する人気度はここ5年で最高のレベルに達している。コロナの影響で多くの人は家で過ごす時間が増えており、オンライン学習サービスを利用してスキルアップを目指したい人の上昇が主な人気度の増加要因だと考える。

Preplyは主にヨーロッパやアメリカを中心に、機械学習を活用してチューターと生徒のマッチングを行うプラットフォームを提供している。同社のパフォーマンスは好調であり、今年3月にシリーズAを調達し、アメリカやヨーロッパへの事業拡大を図っている。

過去のメールで紹介したUdemyのように、オンライン教育サービス分野への需要は全体的に伸びている。その中でも外国語学習を提供するサービスに対する需要は、グローバル化の進展に相関しており、コロナ以前からグローバル化の追い風の恩恵を受けている。その為、同分野のサービスの成長はこれからも続くだろう。

競争率が高い外国語学習サービスの中で新たなプラットフォームを立ち上げるのは難しいかもしれないが、Preplyなどの世界で注目を浴びているプラットフォームで、日本語のチューターとして稼ぐことは起業チャンスでもある。

<参考企業>Preply

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